登校初日

春休みが過ぎ登校初日。

「よー太郎、元気してたか?」

こいつは親友の 服部 、顔はいいけど重度のオタク。

「まぁ、散々だったなようだな。少し顔にでてるぞ」

「まじか?」

「いや、うそだ。そうか、疲れているならこの "妹はメイド!?"を貸してやろう。」

「おめー、学校に何を持ってこようとしてんだよ。」

「そういやー、ツッターでお前の写真見つけたんだよ。」

「まじで?どんな写真?」

そういうと、服部はスマホを見せてた。

「しかも、あの凛空様との2ショット。おめーも隅に置けないなぁー」

「まじかよ」

そんなことを話していたら学校に着いた。


ガラガラガラ


俺は教室のドアを開けると男達に詰めよられた。色々言ったりしてきたので少し落ちついてもらった。

「俺の父が、再婚して凛空が妹になった。」

話を終えると、教室中発狂の嵐になった。

ただ兄妹になっただけなのに。

そうすると、後ろ席の楓さんから質問された。

「太郎君は、凛空さんと恋人とかじゃないよね?」

なぜそんなことを聞くか不思議だった。

「いや、違うけど、、、」

楓さんはそれを聞くと自分の席に戻っていた。

「やっぱり隅に置けないなおまえ、可愛いランキング上位の楓さんにも話しかけられるし。」

「うるせよ、服部」

面倒なことになったなぁー


それから、学校中に噂が回りそれを訂正して回り家に帰った。

「ただいま。」

玄関を開けると凛空は、玄関で待っていた。

「おかえりなさい兄さん。では、早くお風呂に入ってください。」

え?

「俺そんなに匂う?」

「はい。匂います。女の匂いが」

「いまなんて?」

俺は、最後の部分が聞き取れず聞き返したが、凛空はそのままリビングに行ってしまった。

「なんだったんだ?まぁ、風呂入るか。」

そういい風呂場に足を進めた。

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