第3話 雷様。

今年は梅雨がながかったなぁ・・・。

7月が秒で終わったもん・・・。

なんてよく口にしてました。

本格的な夏がやってきました。

私はウォーキングを始めて、2か月ほどたつのですが、この3週間くらいは毎日歩けるという状態ではなく、雨が降ると、お得意の気象病が出て、体が疲れやすくめまいがおこるという、何重かの地獄を味わってきたのです。

そんな私が唯一勝てないと思う、自然現象・・・(大げさな言い方でした)

それは地震の次に怖いものです。

そう、配信などで私を何年も知ってらっしゃる方はご存知、雷です。

雷の稲光はすごくきれいだとか、芸術だとか、そういったことをよく聞きます。

恐怖でしかないのですが、それがまた、トラウマがあるわけでもないのです。思い当たる節がない。

ただただ自分に落ちてくるのではないかというわけのわからない妄想による恐怖でもあります。


苦手な季節はこの、梅雨と、梅雨明けした夏、秋口。

台風が来る頃などに発生する雨や強風は被害もでますし、できたら避けたいですがそうもいかないのが自然現象。

それと同じく雷様も避けて通れないのです。

少しでも空が怪しい、もしくは晴れているのにゴロゴロ音がするなど、危険と感じたら、さっさと家に帰る、もしくは外出をしないと決めています。

そして、家の中でも怯えるのです。

暗くなってからの雷は稲光がなお一層目立つ。

これが綺麗と言い切れる人のメンタル頂戴なと思うほど、怯えます。

カーテンを閉めて、音楽をかけます。

たまに、停電するのですが、停電したときはさほど怯えることもなく、冷静なのに、雷様がなった、光った瞬間のあの恐怖だけはどうしても克服できません。


人には得意不得意というものがありまして。

私は雷様と、茄子がどうしてもダメです。

運動はできるならもっとしたいし、勉強だって、ちんぷんかんぷんですが意欲は余るほどあります。

その、得意とするものは何を意味するのかということも考えてみました。

「好きこそものの上手なれ」

とはうまく言ってくださったものです。

これは私だけにしか当てはまらないかもしれないのですが、まさに、そこが得意と言えるものなのかもしれないなと思います。

例えば、マスク。

どうしても好きながらのマスクを作りたくて、一生懸命大きさを見ながら、縫い、ゴムを通しました。

何作か失敗したものは就寝時に使っています。

うまく仕上がったものについては、家族にプレゼントしたり、実際自分でその自作マスクをつけて外出したり。

それが楽しくなり、ガーゼを見つけてはマスクを作っているうちに、最短でできるようになったり、耳が痛くならないような工夫をしたり・・・。

そうして、興味をもったものがそのまま得意なものになっていくのです。


そうしていろんなことができるようになっていくことに、充実すら感じるのだから、人生って楽しい。


雷様だけはおへそ持ってかれてもいいから、来ないでほしいと願うのです。




梅雨が明けたようです。

日差しのおかげでお洗濯が楽しいです。


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