蘇生

あれから随分と時間が経って

足先から指先まで感覚が以前よりも更に良くなった気がする


暖かい感情に包まれていたら

少しずつだけど

凍り付いていた感情がゆっくりと氷解し

体温が徐々に上がってきた


どうしても止まらなかった涙とともに

血が枯渇しそうになったこともあったけど

大分血がまともに通うようになってきたようだ

いや 前よりも更に細胞に栄養が行き渡ってきたせいだろうか

頭の中の波もさほど感じなくなってきた


心臓がまともに動き続けていてくれるのなら尚更良い


心臓さえまともに動いてくれていて

生きる目的が有れば

何度でも蘇ることが出来る


神は私を見捨ててはいなかった

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