蘇生
あれから随分と時間が経って
足先から指先まで感覚が以前よりも更に良くなった気がする
暖かい感情に包まれていたら
少しずつだけど
凍り付いていた感情がゆっくりと氷解し
体温が徐々に上がってきた
どうしても止まらなかった涙とともに
血が枯渇しそうになったこともあったけど
大分血がまともに通うようになってきたようだ
いや 前よりも更に細胞に栄養が行き渡ってきたせいだろうか
頭の中の波もさほど感じなくなってきた
心臓がまともに動き続けていてくれるのなら尚更良い
心臓さえまともに動いてくれていて
生きる目的が有れば
何度でも蘇ることが出来る
神は私を見捨ててはいなかった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます