第12話
第11の書板
『ギルガメッシュは遥かなるウトナピシュティムに言った
「あなたを眺め見るに、ウトナピシュティムよ
あなたの姿は、私があなたであっても違いはない
そうとも、私があなたであっても違いはない
しかるにあなたは背にもたれて、なすことを知らぬ
語りたまえ、いかにして生命を求め、神々の集いに加わったかを」
ウトナピシュティムはギルガメッシュにむかって言った
「ギルガメッシュよ、お前に秘事を明かしてあげよう
そして神々の秘密をお前に話してあげよう
ジャルッパクの町は、おまえも知ってる町だが
エウフラテスの河岸に位置している
それは古い町で、なかに神々が住んでいた
彼らは、大いなる神々に洪水を起こさせたいのだ
そこにいたのは彼らの父たるアヌ
彼らの助言者たる勇ましきエンリル
彼らの代表者ニヌルタ
彼らの水路監督エンヌギ
ニニギク、すなわちエアも彼らとともにいた
彼らは彼らの言葉を芦屋にむけて叫んだ
『芦屋よ、芦屋よ、壁よ、壁よ
芦屋よ、開け。壁よ、考えよ
シュルパックの人、ウバラ・トゥトゥの息子よ
家を打ちこわし、船をつくれ
持物をあきらめ、おまえの命を求めよ
品物のことを忘れ、おまえの命を救え
すべての生きものの種子を船へ運びこめ
お前が造るべきその船は
その寸法を定められた通りにせねばならぬ
その開口と奥行きは等しくせねばならぬ
冥界の原初の深淵アプスーを覆いかぶせるようにせよ』
第11の書板の最初に描かれている神々の名前は古の時代の人なのか?神ではなく・・・
ウトナピシュティム 我が父と呼ぶギルガメッシュの先祖のことなのか?
第11の書板のつづき
『私はききわけたので、我が主エアにむかって言った
"みよ、我が主よ、あなたが言われたことを
私はつつしんで行います
だが私は町や人びとや長老たちになんと答えましょうか"
エアは口を開いて語りはじめた
彼の下僕である私にむかって彼は言った
"お前は彼らに話すがよい
「エンリルが私をこころよく思わぬことを知ったので
私はあなたたちの町に住めなくなったし
エンリルの領地にわが足をおくこともできない
アプスーへ行き、わが主エアーとともに住むのだ
彼はお前たちに豊かさを降り注いでくれるだろう
鳥や魚の隠れ場所などを
国土は豊かな稔りをもたらすだろう
クック(レンズ豆の一種)
お前たちにキプトゥ(穀物の一種)を降り注ぐだろう
朝の最初の光とともに
土が私のまわりに取り集められた』
ウトナピシュティムとエア(神)との会話が続く
事細かに そしてエア(神)対エンリル(神)と向かい合う関係を示しながら
どうして嫌われたのか
向かい合うようになったのか
その意味はまだわからない
第11の書板のつづき
『小さい者たちは瀝青をもち
大きい者たちは必要なすべてを運んだ
五日目には私はその骨組みを築き上げた
その表面積は1イクー、(60m×60m=3600m^2)
その4壁の高さは10ガル
その覆い板の幅はそれぞれ10ガル
私はそれにカタチをつけ、その姿を描き出した
それに6つの覆い板をつけ
7つの場所に・・・を分けた
その床面を9つに分けた
木栓をその真ん中にはめ込んだ
私は船柱を探し求め、入用なものを足した
6シャルの瀝青を私はかまどへ注ぎ込んだ
3シャルのアスファルトを・・・の内部へ注ぎ入れた
3シャルの油を籠運びたちが運び込んだ
別に1シャルの油を防水用についやし
2シャルの油は漕ぎ手が貯えておいた
人びとのために私は牛どもを殺した
羊どもをも日ごとに殺した
ぶどうの汁、赤ぶどう酒、油、それに白ぶどう酒を
私はスープを飲ませた、川の水ほども
まるで正月のように、たらふく食べられるように
私は塗油の・・・を開いて私の手に注いだ
第7日目に船は完成した
その進水はなかなか困難だった
床板を上下に動かさなければならなかった
やっと船体の2/3が水中に入った
私の持物のすべてをそこへ置いた』
時間 時を示すように60進法で単位を綴る
叙事詩 シュメールは世界最古にして60進法し三角関数を使用していたといわれる
葦の船なのだろうか?そう言われているが
立方体のカタチ そこからイメージするのは
√2だけど
1:1:√2
縦と横と斜め(対角線)
床面9ブロック
ルービックキューブのカタチ
私の持てる銀のすべてをそこへ置いた
私の持てる金のすべてをそこに置いた
私の持てる生命あるもののすべてをそこへ置いた
私は家族や身寄りの者のすべてをそこへ乗せた
野の獣、野の生き物、すべての職人たちを船に乗せた
シャマシュは時を定められた
「朝には・・・夜には苦しみの雨を降らすならば船に入って戸口をふさげ」
その時はやってきた
「朝には・・・夜には苦しみの雨を降らすぞ」
私は天気のようすを眺めた
天気はすさまじく見えた
私は船へ入り、入口をふさいだ
船を塗り込めるもの者、船乗アズル・アムルに私は中味もろとも船体を引き渡した
光輝くころになると
空の果てから黒雲が起き上がった
天候司る神アダドはその真ん中で神鳴をならした
シャルラットとハニシュは真先を行く
冥界の神エルラガル(ネルガル)は船柱をなぎ倒す
ニヌルタは進み行き、水路を溢れさせる
アヌンナキは火を取りあげ
国土はその輝きによって燃えさかる
アダドに対する恐れは天にまで達した
彼こそ輝きを闇にもどした者
広い国土は壺のように粉々に打ちこわさせ
一日の間台風が吹いた
吹きつのり、速さを増し
戦いのように・・・
お互いに見ることができず
人びとは天から見分けられなかった
神々は洪水に驚きあわて
退いてアヌのいる天へと登って行った
神々は犬のように縮こまり、外壁に身ひそめた
イシュタルは人間の女のように叫びわめいた
声よき神々の籠姫は高らかに声を張り上げた
"古き日々は、みよ、粘土に返してしまった
私が神々の集いで禍事を口にしたからだ
なぜ神々の集いで禍事を口にしたのだろう
私の人間たちを滅ぼす戦いを言い出したのだろう
この私こそ人間たちを生み出したものであるのに
魚の卵のように彼らは海に満ち満ちたのに"
アヌンナキの神々は彼女とともに泣いた
心沈んだ神々は座って泣いた』
彼女とともにアヌンナキは泣いた
ひとを生みしものもまた母であり
女性であるのか?
Pandoraの箱📦
パンドゥーラの箱
宇宙は空からできていると私は考えていること共通するもの感じる
マリア信仰
アルテミス
そして日本なら🇯🇵アマテラス天照大御神
空間のエネルギーは物質が排除されることでエネルギーを放出する
遠心力 質量 重力
4つの力
強い力 弱い力 電磁気力 重力
全てにおいて宙空することでエネルギーが制御している 繋がりをつくっている。
繋がりあう世界
ダンスを踊る世界
🦄unicorn
2つの頂き
アララト山
Love●Love
7STAR
12 1/2
マリアさまに抱かれしキリストは微笑んでいる
禍事か
禍事とはなんなんだろう?
人類を滅ぼすほとの禍事とは
神々を恐れさせ
罰を与えられた禍事とは
私は天秤⚖を想像してしまう
Justice
Justitia
2つの頂き N
第11章のつづき
『彼らの唇はすっかり・・・
6日6晩にわたって
風と洪水が押しよせ、台風が国土を荒らした
7日目がやってくると、洪水の嵐は戦いに負けた
海は静まり、嵐はおさまり、洪水はひいた
空模様を見ると、静けさが占めていた
そしてすべての人間は粘土に帰していた
平屋根と同じ高さに草原があった
蓋(ハッチ)を開くと光が私の顔に落ちてきた
私は漕ぎくだり、すわって泣いた
涙が私の顔を伝わって流れ落ちた
私は海の果てに岸を認めた
12の場所に陸地が現れた』
The Gods🔵drops project Φ
繋がりあう世界
涙が大量の雨が6日6晩降り注ぎ
その後に12の陸地が現れたとある
12種族か?
始まりの話
世界最古の詩篇 ギルガメッシュ叙事詩
11の書板のつづき
『ニシル山に船はとどまった
ニシルの山は船をとらえて動かなかった
1日目も2日目もニシルの山は船をとらえて動かさなかった
3日目も4日目もニシルの山は船をとらえて動かさなかった
5日目も6日目もニシルの山は船をとらえて動かさなかった
7日目がやってくると
私は鳩を解き放してやった
鳩は立ち去ったが、舞い戻ってきた
休み場所が見当たらないので、帰ってきた
私は燕を解き放してやった
燕は立ち去ったが、舞い戻ってきた
休み場所が見当たらないので、帰ってきた
私は大鴉(オオガラス)を解き放してやった
大鳥は立ち去り、水が引いたのを見て
ものを食べ、ぐるぐるまわり、カァカァ鳴き、帰って来なかった
そこで私は4つの風に鳥のすべてを解き放し、犠牲を捧げた
私は山の頂きにお神酒を注いだ
7つ、また7つの酒盃を私は置き
その台の上に葦と杉の木と香木テンニンカを置いた
神々はその香をかいだ
神々はその好ましい香をかいだ
神々は蠅のように犠牲の施主のもとに集った
さて そこに大女神がやってきた
アヌが彼女を喜ばすために造った立派な金銀細工をとった
"この神々をわが首にかかる宝石ほどにも忘れはしまい
この日々をこころにとどめ、決して忘れはしない
この日々をこころにとどめ、決して忘れはしまい
神々よ、犠牲の方へ来てください
エンリルは犠牲の方へ来てはならぬ
なぜなら 彼は考えなしに洪水を起こしたからだ
そして私の人間たちを破滅に委ねたからだ"
さてそこにエンリルがやってきて
船を見るとエンリルは腹を立てた』
犠牲の方へか
エンリルは男性 エアは女性
破壊をする男性
再生 誕生 創造を導く女性 エア
犠牲のもとに新しい時代
空白 中心低密度
破壊と創造の繰り返しを説明しているのか?
犠牲のもとに空白がうまれて新しいものが芽生えていく
破壊 再生 回転
そして愛
キリストをイメージしてしまう
無辜の愛
光のもとを私はイメージしてしまう
重なりあう光 光は熱ではなく 電磁波だ
電磁波が心を震わせる
抵抗を生む コンデンサー抵抗
オームΩの法則
スーパーコンデンサーはΩZeroゼロ
真円 超電導体スーパーコンデンサー
どこにも差異がない状態
差異がある状態
差異がない状態
向かい合うカタチ
中心低密度 真空化
爆発
その後の希薄化
カオス
そして
その後の回転 秩序コスモス
愛 繋がり合うカタチ
plus minus Zero
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