紫煙

壊れてしまうなら


汚れてしまうなら


今だけでいい


僕だけでいい


僕を包み込む温もり


ざらつく感触


ウザったい程の干渉を


捨て去りたい


叫びたくて


泣きたくて


飛び跳ねたくてたまらなくなる


僕を囲む奴らには分かりっこない


分かるはずもない


煙草にそっと火をつけ


紫煙を吐き出す


本当は一人になりたい


でも孤独は嫌だ


だから


僕を包み込む温もり


ざらつく感触


ウザったい程の干渉を


捨て去ることができない


朝焼けが妙に眩しくて暖かくて


それがまた僕をイラつかせる

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