愛憎

狂おしいほど愛おしく


壊してしまいたくなるほど憎い


表裏一体の感情の狭間で揺れる心


脆くなっていく


崩れていく


自分を見失いそうになっても


光を探し続け彷徨う


でも貴女の側に行けない


行けば傷つけてしまうから


声が聞きたくても話しかけてはいけない


傷つけてしまうから


憎んでしまうから


傷つけるしかできないから


愛することができないから


できるのは「憎」の中にある


「傷つける」という行為だけだから・・・

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