感ノ情

いつまでも変わらない


そんな感情なんて


ないと思ってきた


そう、あの頃までは。


まだまだ幼かった僕は


ずっとそう思ってた


確かに今までの人生で


その感情が生まれなかったのか、

と問われれば嘘を言うことになる


でもここまでの感情は初めてだ


生まれて初めての経験


ここまで僕が真剣になるなんて


自分でも驚いてる


だからこそ


待てる期間、というものがあるのかもしれない


待った分だけ大人になれるし


よりよい生き方が出来ると思うんだ。


だから待つよ。


再び出会える


その時まで


だから安心して？


アナタが気持ち良く帰ってこれるよう


準備しておくから……


だから……


上を向いて


いってらっしゃい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る