第5話

 案の定、朝起きると土砂降りだった。学校からは自宅待機のメールがちょうど、今来た。良かった。いつもだったら家を出る時間に起きてた。良かったわー。安堵して、リビングに降りた。妹も、自宅待機を命じられたようで朝からテレビゲームをしてた。

「おい、」

「なに?お兄ちゃん」

「俺もやる」

「はい、これ」

「ナイス」

増々、雨が強くなっていった。


 自宅待機が解除されないまま、休校になり、明日も休みになった。妹とパーリーピーポーしてると、昼飯の時間になった。

「おい、妹」

「なんだい?兄よ」

「昼飯はなにがいいかい?」

「なんでもいい」

「それが一番困る」

「選択肢は?」

「1、カレー、2、カレー、3、カレー。

さぁ?妹よ、どれが良い?」

「カレーでいいよ。」

「よし、わかったカレーにしよう。」

と言って、レトルトのカレーを温め始めた。

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