禁断の恋のお話【始】⇩人狼国・人間国⇩
第36話 一目惚れ
俺は、小さい子供の心臓を奪おうと考えていた。人狼国のやつらは、みんなそんな気がする。なぜなら、子供の方が襲いやすいからだ。警戒心が低く、抵抗力が弱い。大人と敵対するより、はるかにダメージが少なく、時間もかからない。
今回、選ばれた人狼の俺、ギルナイは、人間国に足を踏み入れて、子供を探していた。
真っ暗な家々が並ぶ中で、俺は、ある家に三輪車が置いてあるのに気づいた。小さな子供がいるに違いない。家の周りと玄関の罠を避けて、入ると真っ暗だったが、暗くても見えるこの目で、一階には誰もいないのを確認して、二階へと行った。二階のドアを開けると、そこには若い女の人と小さな女の子がいた。
そして、俺は一瞬で心を奪われてしまったんだ。
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