第31話 リアナの過去

その後も、【人間 vs 人狼】ゲームは続いていった。たくさんの人間が死んでいって、またたくさんの人狼も死んでいった。

本当にいつまで続くか分からない、終わりのないこのゲームに私もガルイも、年を重ねる度に、小さい頃は守られていて、分からなかったこのゲームの意味や、自分の身は自分で守らないといけないことを、深く深く痛感した。


少し前に、養親が亡くなった私は、養親のいるガルイを少し羨ましく思うこともあって、時々泣いていたけれど、その涙を誰にも見せたことはなかった。私の養親は、少し年老いた未亡人のおばあさんで、本当に私に優しくしてくれた。その人が亡くなってから、私は一人でその家に住んでいるけれど、日曜日にいつもガルイが会いに来てくれるから、そのおかげで寂しさを感じることはあまりなかった。本当の母親と父親の記憶がない私からすると、亡くなったおばあさんと、ガルイは本当の家族のように思えたのだった。

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