プロパガンダのノイズ

円あって想像される 死海に堕ちる花々

血溜まりの模型 壊れてしまった茶器

必要とされなかった恥じらいと白い無垢。


どうか忘れないで。

あなたのその腕を売り歩いて、

私たちがあなたを覗きこみますように


明日の我が身を整えた梳歯

揃えた後ろ髪を弾いておく


見つめないで 瞬きの間

てっぺんに明日の天気を課金する 皆、

死に向かい並んで挑む 性は嘘を着けない

心は萎んてしまう現実世界のあれは

欠陥商品を真似事してゴーストタウンのよう

憐れみの一途を貰いたい偽装された類似品


もう手に取る物もいない星屑たちの輝き

安い愛だと罵ればいいこの夜の表皮が

ひっついて外れないから呑み込まれていく


巨大な蟒蛇の中で神は

時に激しく乱されていった


ムクドリ、

空高くウタゴエを呼び覚ます

ハイストリートのそれは、

メトロポリス

あなたとのことです。


#深夜の二時間作詩 都会

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