いろは
彩葉を空かす水玉の、いと鮮やかな溜息に
天を定める向日葵も 茹だるばかりの琥珀の柩
飲み下しては ゆくゆくだけを
腹に充たして、みるも善い
赤や黄色の光と散って、
言ノ葉だけを掻き乱しては、
床にも描けぬものが有り、
とこしえで在れば宜しいと
いつかどこかでまた逢えましょう。
水銀燈の影を踏む、さくさくとゆき雪舟待つ。
せせらぎさららと想いて綴る、
居間に集いて、明日をも忘れる。
予のいろは、数え哥にもなりゃしない
ちいさきもみじも はらはらと
拙い桜も、舞っていく
いつのことやら縁の下
とんと包まる早春の、ぬけるような蒼だった。
______________
「陽だまりにいろは」「舟」「蒼」
フォロワ様から素敵なお題を頂きました、
ありがとうございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます