#詩コン 近
間隔 ひらき 相違
適度なもの 曖昧なモノ
チカク
*
心の臓にある赤い屋根のおうちで
あの世とこの世とを繋ぐ 胡蝶の夢を紡いでいる。
ぐつぐつと波立つトタンと淡々
かえりみちを紐解きまして
玉手箱と煮え滾る マグマとまさぐる、
楓ほどの平を持つ 屍を柄杓で救える
変わる代わり あとちょっとの魂、ミチなのデス。
誰も知らない秘密の小道を 通ればきっとたどりゆける
悩み多き善人者よ、
あとちょっとの角、過去を歪めるなかれ
疑心暗鬼で手さぐり、感情に差を着けて天秤にかける。
凍った白、塗れない火垂る、
寒いから上衣を下さいね。
時間厳守で往来する、まがいものとも
角砂糖の中身は泪を浸して、檸檬爆弾スライスしたこと。
紅茶にあえて、サヨナラと飲み干して。
甘いと辛い 易しくしないで、なぜて くすねて、
ズレて仕舞うの
気づかなければそれだけで、いゐ、
わざわざわわ、鳥肌が立つ。
易しいひと さびしいだけなの。
はなれはなれの距離は晴れ時々曇り、
行先も黙然と頷き返し
熟れたところがかえりごろ、
さよならアナタ、終の住処にて
過去も未来も彼方と一緒に有れ。
ほんのゆくすえの作り話を心に巣食う、
ほら、希望も絶望も、
あいまって法螺話、見知ってしまえたら、
簡単に言ってね、
この手にすかした太陽の末裔、
もうすぐにあなたの
明日が開けていった。
唖々、嗚呼!
感嘆に簡単に、奇策に呼び込むが、
善い 良い、好い
――是は八咫烏を飼い慣らしている。
光の渦、
午前1:15 · 2020年7月11日
@utakatakotyou
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