第39話

おまけ①


デマに振り回されるのは止めよう。


姉のふりして私を騙す俳優が沢山居た。なにも知らない私は、全部本人の本性だと疑わなかった。私は傷ついた。単身赴任先で日本語を使わない文鳥達の精神的ハーレムに居た為に、彼女達に癒されていたのだが、私は姉に鬼畜なブラコンを思うくらい心を寄せていたので、治らない傷だらけで、狂いそうだった。姉は私を騙していたが、全部が全部姉の目的の為のモノではなくて、金を稼ぐ酷い人達の私は生贄にされていた。

仕返しがないただの個性的な素材は、利用しない方が馬鹿なんだろうと、有象無象の輩にヤられた。姉はマクドナルドでバイトしてない。姉はTSUTAYAでバイトしてない。姉は私と恋しい人を取り合っていない。姉は私の恋しい人と身体を合せていない。なのに、心情描写が必要な作品を描いている作家達に、仕事だからと、めちゃめちゃな目に合わされてしまう。

香月さいらさんの十二国記のパロディ本(ファンブック)の「白くはかなきもの」のモデルになるくらい私は傷ついた。だけど、母が恋しく怖かった姉は、本当に私を疎ましいと思っていたから、多少は傷ついていよう。本人もハッキリと私が嫌いと言ってくれたので、私はホッとした。兎に角、私は姉が好きだったから、偽りの姉妹愛を破く事が出来て幸運だったと思う。それにしても、身体を合わせたがる男は全て姉に振り分けて居た為に、今は自分で「嫌なモノは嫌」と、お断りしているから、随分と嫌な想いをさせたなと反省するも、そのおこぼれにあやかっている卑しい女達が、私を女衒や美人局の様に、性を開花してゆくから、とてもとても迷惑に思った。あと、プロの作家に性体験のモルモット扱いされていたから、嫌な想いを沢山した。作品で身体を合わせたがるシーンを描くために、私はガイコツのマネキンと戯れようと思っていた。だからオカルトレイプは、どうやって駆除すればいいかわからず、何年も何年も被害に合っている。私は気づきあげた人間関係を全て無くしたのかと、亡き母以外の誰も信用しない生きざまで、砕け散らない様に心を保った。母に関するネタは全部嘘まみれだから、健全な気持ちで母を愛した。気安く私にかまってくるカリスマ達は、いい加減マザコンを卒業して性体験をしろよと五月蝿く、五月蝿くても、私は幼いときからの野心を捨ててあげる気には更々なかった。一生懸命活きている自分を嫌いにはなれなかったからだし、処女や童貞は、恥ずかしい事ではなかったからだ。

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