お嬢様は踏み台悪役令嬢を目指してまずは世界を裏から牛耳るらしい

かりーむ

そして悪役令嬢が生まれた

「――――あくやくって何ですの?」


 ある日、お嬢様がそんなことを聞いてきた。その時、僕はまだ9歳の執事見習いで、休憩時間に自室で本を読んでいた。僕は当時から暇さえあれば本を読んでいたように思う。


 同じ屋敷で働く年上のメイドのお姉さんたちは「そんなに本を読んでえらいわねぇ~。将来は学者かしら」なんて言ってくれるけど、それが無理なことは9歳の僕ですらよく分かっていた。


 なにせ僕が読んでいたのは物語。

 むしろ歴史や地理、法律なんかの本を読んでると頭が痛くなる。大嫌いと言っていい。


 だから僕のことを本好きと呼ぶのは正確じゃなくて、物語好きと呼ぶのが多分正しいだろう。


 よって目指すとしたら小説家か舞台脚本家だろうが、そっち方面の才能も残念ながら僕にはないようだ。もとより執事以外の職に就こうという気は最初からないのだけれどね。


 閑話休題。


 幼少の僕は本を閉じてすぐに声の方に向き直り、姿勢を正す。


 部屋の入口に立っていたのは、金糸の髪に海のように蒼い瞳を持つ人形のように愛くるしい容貌の少女。先日7歳の誕生日を迎えた我が主、アナスタシア様だ。


 アナスタシア様はアトラス王国の有数の大貴族、ローゼンゴール公爵家の一人娘である。僕より2歳年下の小さな主を見ながら、内心首を傾げた。


「どうされました、お嬢様。今日はクラウス王子とお会いになられるご予定では?」


 クラウス王子とはアトラス王国の第2王子だ。


 お嬢様の婚約者でもある。7歳なのにもう結婚相手が決まっているのを驚く人もいるかもしれないが、この国の王族・貴族ではそう珍しいことでもない。


 アナスタシアお嬢様は以前にも一度第2王子にお会いされているのだが、その際王子に一目惚れしたようである。良い事だ。親同士が決めたこととはいえ、当人たちが幸せなのが一番だからね。


 そんなお嬢様は、今日クラウス殿下に会えるのをずっと以前から楽しみにされていたのだけど――――。


 随分とお早いお帰りだ。

 何かあったのだろうか。


 よくよくアナスタシアお嬢様の顔を見れば、顔色も少し悪い。


「お嬢様。お加減が優れないのですか?」


「はやくおしえてくださいな、ロートス。あくやくって何ですの?」


 お嬢様は僕の言葉を聞いたのか聞いていないのか、先ほどと同じ言葉を繰り返す。ああ、ちなみにロートスってのは僕の名前。


「はやくっ! こたえなさい!」


 お嬢様が怒鳴る。

 7歳とはいえ迫力があった。親譲りだろう。


「失礼しました……。そうですね……、悪役というのは物語の主人公やヒロインに悪い事……いじわるをする奴のことです」


 7歳のお嬢様にも分かるように、言葉を選びながら説明する。


「いじわる……」


 お嬢様は僕の言葉を反芻する。


「いじわるってどんなことですの?」


「例えばですね――――」


 丁度読んでいた本のあるページを開く。


 その本は悪の魔王と正義の勇者の戦いを描いたものだった。


 僕がお嬢様に見せたページは物語の冒頭。

 魔王が王国の姫を攫う場面だ。丁寧に文字だけでなく挿絵もついている。これならお嬢様にも分かりやすいだろう。


「こわいおじさまが姫をさらっていますわ……」

「魔王ですね。魔王は姫を攫う以外にも、魔物を操って人々を襲ったり、王国をのっとろうとしたりするんです。悪役はこういういじわるをして主人公とヒロインを苦しめるんですよ」


 いじわると呼ぶには少々やっていることが悪辣すぎるだろうが。

 

 まあ、当時の僕も9歳だ。説明が大雑把だったり、所々間違っているのは仕方がない。 


「ひどいですわ……。このおじさま、どうしてそんなことを……」


 どうして、か。

 そう問われて、僕は顎に手を当てて少し考えこんだ。


 ――――正直な答えは『分からない』だ。


 だって、この物語の魔王は文中でありとあらゆる悪行を為すが、その背景は全く語られない。どういう心情で姫を攫ったのか、王国をのっろとうとしたのかは、現実の読者が想像するしかない。


 僕は唸る。


 魔王が悪行を起こした理由を適当にでっちあげるのは簡単だ。


「お金が欲しかった」とか。「実は姫のことが好きだった」とか。「王国に恨みがあった」とか。いくらでも思いつく。


 若しくは素直に「本に書いてないので分かりません」と白状して、「~~~こんな理由があったのかもしれませんね」とお茶を濁しても良い。

 

 だが当時の僕はそのどちらの選択肢もとることはなかった。


 理由をでっちあげるとそれはお嬢さまに嘘を教えることになる。

 かといって「本に書いてないから分かりません」と言うのも嫌だった。


 僕はお嬢様の疑問に全て答えられる完璧な執事でありたかった。お嬢様の信頼を裏切りたくはなかった。まあ、当時は執事見習いなんだけどね。


 だから、僕はこう答えたのだ。


「魔王が主人公とヒロインにいじわるをした理由。………それは……」

「それは?」


「――――主人公とヒロインがハッピーエンドを迎えるのに必要だったからです!」



 今にして思えば。これが――――全てのはじまりだったのだろう。




 

 僕の言葉にお嬢様は目を丸くする。


「どうことですの!? 魔王のおじさまは姫と勇者にいじわるばかりしたのでしょう? なのに、必要なんて……おかしいですわ!」


 ふふふ、と僕は微笑を浮かべながらそっと本の表紙を撫でた。

 そして最後のページを捲った。


「そうでもありませんよ」


 そこにも挿絵があった。

 勇者と姫が国民に祝福されながら結婚式をあげる―――本当に本当に幸せそうな挿絵。


「だって勇者と姫が最期のページで結婚できたのは魔王のお陰といってもいいんですから。国王は魔王を倒した勇者に褒美として姫との結婚を許します。ですが、勇者は元々、小さな村の農民です。そのままでは絶対に姫と結婚できなかったでしょう」

 

 お嬢様は黙って僕の話を聞いている。


「どんな物語でもそうです。主人公とヒロインには困難が、悪役が必要なんです。そうじゃないと物語が平坦でつまらないものになってしまいますし、困難を乗り越えるからこそ、主人公とヒロインのハッピーエンドには価値があるんですよ」


「しゅじんこうとヒロインには悪役がひつよう……」


「主人公とヒロインのハッピーエンドは苦しい道程へのご褒美のようなものなんです。僕がこの前何年も使われていない倉庫の掃除をした後奥様にクッキーを貰えたようにね」


 っていかんと、僕は我に返った。お嬢様に説明するにしては表現が難しすぎる言葉が幾つかあった。おまけに言う必要もないクッキーの話もしてしまった。駄目だな、物語のことになるとつい歯止めがきかなくなってしまう。


 さて、お嬢様は分かってくれたかなぁーと視線を移す。

 お嬢様は目をぱちぱちしたあと、声を張り上げた


「ロートスっ!?」

「は、はい!」

「そのお話、わたくしにもっと聞かせてください! あくやくについてわたくしもっと知りたいですわ!」

「も、勿論良いですよ!」


 お嬢様の許可を頂いた僕は物語について喋った。


「良いですかお嬢様! 最高のハッピーエンドには最高の悪役が必要なのです!」


「良い物語には良い悪役が必ずいます! これ絶対!」


「悪役が巨大であればあるほどに! 大いなる悪であるほどに! 主人公とヒロインに訪れる幸せは至上のものになるのです! それが物語の鉄則!」


 喋りに喋り、熱弁した。


 そもそも、どうしてお嬢様が「あくやくってなんですの?」なんて僕に質問したのか。

 何故お嬢様が今日予定よりはやくに屋敷に戻ってきたのか。何故顔色が少し悪かったのか。


 それらの疑問は気づけば頭から消えていた。



 ……ちなみに休憩時間のことも頭から消えていた。

 だから、後でお母様に滅茶苦茶叱られた。



 次の日。

 休憩時間にお嬢様はまたやってきた。お嬢様は覚悟を決めた表情で宣言する。


「わたくし! あくやく令嬢になりますわ!」


「はいぃ?」


「例えこの身があくやくでも! ふみ台でも! それがクラウス様の幸せにつながるのなら、それがわたくしの幸せですわ! わたくしはクラウス様が幸せになれるように、おおいなるあくになってみせますわぁぁ!!」


「…………」


 僕は愕然とした表情でただそれを聞いていた。意味が分からなかった。


 なんでも。

 クラウス殿下の住まわれる宮に行ったところ、扉越しに第3王子と第2王子の会話が聞こえてきたらしい。


 こんな感じの、


「兄上、あのアナスタシアって女には気をつけろよ。あいつ、悪役令嬢だから!」


「兄上の運命の相手、ヒロインのアンナちゃんをいじめまくるから! ほんっと性格悪い女なんだよ、アイツは! ゲームでもほんと最悪だった!」


「でも安心してよ! 聖フィロス学園の舞踏会で兄上はアイツに対して婚約破棄してアンナちゃんと結婚するんだ! それまでの辛抱だから! 大丈夫! 他にも攻略対象がいるけど、俺がちゃんと兄上ルートまで誘導するからさ!」


 これを聞いたお嬢様は、ひどく傷ついて屋敷に帰ってきたそうだ。

 正直、何を言っているかわからない部分が大量にある。扉越しの会話だし、お嬢様ご自身お記憶も曖昧だ。

 

 だが、どうやらお嬢様は「悪役令嬢」とやらになった結果、クラウス殿下に婚約破棄されるらしい。おまけに殿下はアンナ嬢とかいう何処の馬の骨か分からない女と結婚するらしい。


 ………ふざけているのか。


 そもそも第三王子の言動はおかしいと、王族・貴族間で有名だ。

「俺は未来がわかる」とか「この世界はゲームなんだ」とか親しい者に喋っているらしい。


 そんな人物のいう事なんて真にうける必要なんてない。


 ……ないのだが、幼くかつ純真で、天使でもあるお嬢様は第三王子の言葉をそのまま受け取ってしまったらしい。

 

 お嬢様が悪役? 

 そんな馬鹿な。


 旦那様と奥様に沢山の愛を受け取ってすくすくと育っているお嬢様が? 


 確かにお嬢様にも悪い点は、まあ少しくらいある。

 それが見えない位僕はお嬢様に盲目的ではない。


 例えばちょっと癇癪もちで思い込みが激しい所は駄目だろう。また、自分の気に入った相手にはとても優しく接するが、気に入らない相手にはたいしては『少し』罰を与えてしまうところもある。だけど、それだって子供のやることだ。


 それと勉強嫌いでよく家庭教師の下から逃げ出す。旦那様もそれには困っているようだが、お嬢様に嫌われたくなくて余り強く言えないようだ。


 まあ、このように少しだけお嬢様にだって欠点はあるが、少しだ、少し。


 だが、それらは、これから歳を経れば落ち着いてくるはずだろう。

 

 繰り返すがお嬢様が「悪役令嬢」に将来なるなんてありえない。

 いや、そもそも第2王子の言う悪役令嬢がなんなのか、僕にはよくわからないけど。


 でも、きっと。

 悪役、というのだから、そりゃあもう凄く悪いことをするのだろう。


 しかし、お嬢様はその道に進もうとしている。

 愛する婚約者、クラウス様のために。


 ――――なんと。なんとお嬢様は健気なのか!


 お嬢様は己の幸せを捨て、クラウス殿下に尽くそうとされている。


 ならば僕はお嬢様に寄り添おう。

 その傍らにて微力ながら手助けしよう。


 僕はお嬢様の執事(見習い)なのだから。


 そう、9歳の僕は心に決めた。


「ロートス。そのわたくしがりっぱなあくやく令嬢になれるように、手伝ってくれませんか? ロートスはあくやくに詳しいのですわよね? わたくしに教えてくださらない?」

「勿論ですとも、お嬢様。ですが僕は厳しいですよ」

「だ、大丈夫ですわ!」

「悪役令嬢(?)への道は生半可なものではありません。覚悟はおありですか?」

「あ、ありますわ! わたくしは最高のあくやく令嬢になってみせわせますわぁ!」


 その日から。

 僕とお嬢様の、大いなる悪を目指しての邁進が始まったのだ。




 

 お嬢様は僕の指導の下、一歩一歩着実に悪役になっていく。

 

「お嬢様! 真の悪役は小物には構わないものです! 粗末事に気を取られ一々腹を立てていては小物の悪役にしかなれません!」


 お嬢様が気に入らないメイドの尻を鞭で叩いた際は、心を鬼にしてたしなめた。


 悪役にもいろいろと種類がある。

 極論、職場のいじわるな上司も世界を滅ぼす邪神もカテゴリーで言えば、同じ悪役に入るだろう。


 しかし、その2者には大きな差があると僕は思う。

 悪としての器の大きさ、格と言っても良い。


 そして僕はお嬢様に小物の悪役になんてなって欲しくはなかった。

 気品に溢れ己の美学に基づいて行動する格のある悪役になってほしかった。


 だから僕はお嬢様に口を尖らせる。

 時には声を張り上げ叱った。


 本当は嫌だ。だが、誰よりもお嬢様自身が望まれている事なのだ。


「強大な悪役は皆教養をもっています。武力だけではなく、知力をもって他者を陥れ支配するのです。だのに、家庭教師の元から逃げ出すなんて言語道断! それでは良い悪役令嬢にはとてもなれません! さあ、お嬢様勉強しましょう!」


 勿論、お嬢様にだけ勉強させて自分だけは惰眠を貪るわけにはいかない。


 毎晩毎晩、仕事が終わった後に僕は大嫌いな歴史や地理、法律にも取り組んだ。頑張りましたよ、かなり。


 また、悪役には知略だけでなく武力も必要不可欠だと思い、己の身体も鍛え始めた。魔法の練習も始めた。これは意外にも身近に素晴らしい指導者がいた。執事の先輩の一人が昔冒険者として活動していたのだ。彼の指導の下、僕はめきめきと力をつけていく。



 そして8年後。 


 お嬢様は15歳となっていた。

 僕は17歳になっていた。



 迎えた入学式の日。

 お嬢様は聖フィロス学園のカーテンを閉め切った理事長室の椅子に腰かけていた。

 

 それは彼女がアナスタシア・ローゼンゴールドだから――――ではない。


 この聖フォルス学園は一種の治外法権だ。世界中の有力貴族の子弟と平民とが共に机を並べ勉学に励む。ここではローゼンゴールドの名すらも何の力も持たない。


 理由はただ一つ。

 アナスタシアお嬢様がアナスタシアお嬢様だからだ。


 彼女は既にこの学園を掌握していた。初老の学園長は王に従う忠実な家臣の如く、カーペットに片膝をついて、お嬢様の言葉を待っている。


 僕はお嬢様の傍らに立ち紅茶を注いでいた。

 お嬢様はぺらぺらと細く白い指先でとあるノートを捲っていた。

 

 それは3年前、第3王子の私室の机に保管されていたものの写本だ。

 既に王宮には僕らの影が蔓延っている。お嬢様が王族を皆殺しにしろと命じれば、それは一晩のうちに為されるだろう。


 元のノートの文字は、恐らく東方のシン国の文字をベースにしたこの世界にない別の言語で書かれていた。暗号のつもりだったのだろうが、それはとうに解読済みだ。所詮は素人がつくった暗号、解読は簡単だった。

 

 この数年間で分かった事だが、第3王子の言っていることはある程度正しい。


 このノートには、表にはされていないこの世界の歴史の真実、当人が絶対に口外しないであろう秘密などがいくつも記されていた。


 そして、何よりも。

 この世界においてこれから起きる歴史までもが書かれていたのだ。


 実際ノートの記述の通りに世界は動いている。最近は外れる事、、、、も多く、、、なってきているが……。


 この世界が第3王子の言うゲームの世界かどうかは分からないが、少なくとも彼は何らかの力によって我らの知らないことを知りえているのだろう。


 ならば、アナスタシアお嬢様が悪役令嬢とやらになるのは運命だったとでも言うのか。

 今のお嬢様はまさに悪役令嬢と呼ぶに相応しいお方だ。


 確かなことは分からないが、明確な事はただ一つ。


 僕はお嬢様に付き従う。

 この方の盾であり剣で生涯在り続ける。


「お嬢様、『彼ら』が校門に到着しました』

「そうですか」


 お嬢様はおもむろに立ち上がり、理事長室の窓から、眼下の景色を見下ろす。

 その視線は校門をくぐる新入生たち、その中の2人に注がれる。


 金の髪に緑の目、クラウス殿下。 

 色素の薄い桃色の髪、アンナ嬢。


 そして堂々と爛爛と宣言した。


「わたくしこそが新入生主席にして、

 この学園の真の理事長にして、

 悪名轟くレゼルヴ傭兵団の影の団長にして、

 巷を席巻するルードヴィヒ商会の代表ルードヴィヒにして、

 王国の裏社会を支配するマフィア・グラハムファミリーの10代目ボスにして、

 遥か昔に滅ぼされたと伝承され今は虎視眈々と人族への復讐を誓っていた魔族たちの忌むべき新王であり、

 真の歴史を知り世界の闇に暗躍するダーク教団の首魁―――――」


 彼女こそがこの世界の悪役。最早他の悪役はこの世界に存在しえない。


 何故ならば、全ての悪はお嬢様に駆逐され、その全てをお嬢様に奪われた。あらゆる悲劇はこの方に繋がる悪の中の悪。


 そう、彼女こそが。


「アナスタシア・ローゼンゴールですわっ!!」


 悪役令嬢なのだから。


「ふふふふ、ふははは、ふははははは!!! さあクラウス様、アンナ様! 悪役はここですわ! 巨悪はここですわ! あなた方に最高のハッピーエンドを約束する大いなる悪はここにいましてよ!」


 悪役令嬢は豪奢な金髪を揺らしながら笑う。嗤う。哂う。


「――――さあ、わたくしを倒してご覧あそばせ?」

 

 ヒーロークラウスヒロインアンナの踏み台となるため、まずは世界を裏から牛耳った少女がそこにいた。



 そんなお嬢様の背中を見ながら僕は頭の片隅で思った。




 ―――――悪役令嬢ってこれで正しいのだろうか? 



 教えてください第3王子!

 何かが、違う気がします……!!

 


 今更、絶対に言えないが。


 

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