第13話 雨時々死体
「ネェ、見ない顔だねぇ?
うっわ、カっワイッ! ちょ~カワイくね!?
君みたいにカワイイ子見た事ないよぉ♪
ひょっとして都は初めてぇ?
初めてだよねぇ?
だって君みたいにカワイイ子見たことないも~ん♪
よかったら案内しよっかぁ?
僕、この辺
おいしいお店とか行ってみない?
そう言えば今日は
行先決まってる?
決まってないならさぁ~僕の知ってる宿紹介しよっかぁ?」
「え!? な、何ですかいきなり?」
「もちろん親切で声かけてんじゃ~ん?
君一人でしょ~?
こんな時間に女の子の一人歩きは危ないよぉ?
女の子がさぁ、初めての慣れない都会で一人なんてさぁ……悪い男に騙されちゃったりしたらさぁ~悲しいじゃ~ん?
あ、僕!? 僕全然大丈夫よぉ~? 平気平気♪
僕ゼンゼン危なくないから♪
でどう!? ちょうど今から知ってる店が開く時間なんだぁ~♪」
「いえ、結構です!」
「結構ってことは良いってことだよねぇ!?
やったぁ! チョー嬉しっ♪ マジサイコー!
で、店だけどぉ何食べた~い?」
「結構ってことは要らないってことです!
やめてください。付いてこないでください。話しかけないで下さい」
「や~だなぁ~もぉ~、つれなくな~い?
せっかく親切にしてあげてんだからさぁ、もっと優しくしてほしいなぁ~
そうだ! 今日どこに泊まるのぉ? もう決まってる?
決まってないなら僕の知ってる宿にしようよ!
それともお金ないなら僕の家にする~ぅ?」
「私は
下人は
「検非…違使…!?」
「そうです!
あんまりしつこいと、アナタを捕まえて突き出しますよ!?」
すと、二人のやがて近くにドスンと
「「うぎゃーーーーっ!!!???」」
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