桃太郎の冒険
桃太郎が都へ向かうこと
第6話 遭難
船はいよいよ
「犬吉さん猿彦さん、ご苦労様でした」
「ま、まさかもう用なしですか!?」
「働きます!役に立ちますから! どうか殺さんでください!!」
「違います! 殺しません!」
「本当に? 本当に?」
「御慈悲を、御慈悲を」
「大丈夫です! 安心してください!」
「こんな酷い嵐が起こるなんて!
いったいどうしなってしまうの!?」
と、
犬吉、
「私らも船に乗って長ぇがこんな嵐は初めてです。
船が
どうやら私らは
と、犬吉
「船の上ではあなた方こそが頼りなんですよ!?
そんな頼りない事言わないで!!」
と、
犬吉、
「神ならぬこの身に何が出来ましょう!
風が吹き、波が荒れ、雷が鳴るのは竜神が怒っているのです」
猿彦も
「そうだ!
竜神様が怒ってこんな風を吹かせてるんだ!
竜神様に
二人は船を
「な、何を考えているんですか!?」
猿彦、
「竜神様への贄は、昔から
「お嬢様、申し訳ないが生き残るためには仕方がねぇ。
どうか大人しくしてください」
と、
「二人とも、落ち着いて。馬鹿なことは止めなさい」
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