第18話
「ふう、ひと暴れして来てやったわ。これで船の数は大体、釣り合っただろう。」
マントゥーリ君に乗ったリーネオさんが帰って来た。ディーナーさんも一緒だ。
戦場を見るとプロージアの
「てぃたる、ちゃんとおやくにたってる?」
「大丈夫だよ! ティタルちゃんのお
ティタルちゃんが私を見上げて
「おい、あれを見ろ! プロージアの【
周りの兵隊さんたちが
「どうしたんだ、急に風が吹いて煙が晴れて行くぞ。」
「プロージアの小櫂船が急に速くなったぞ、
「こちらの火矢が全く当たらなくなった。どうしたんだ?」
「向こうの火矢がどんどん当たり出した。馬鹿な!」
周りの兵隊さんたちが
思い出した。【
「ああ、また1隻に火が付いた!
イコォーマの船団長さんが忙しく指示を出している。どんどん味方の
どうしよう、今更ティタルちゃんにやったこともない舞をさせる訳にも行かないし。そもそも揺れる船の上じゃ転んで
「やった、『既読』ついた!」
女神ユマさんから貰った
「ゴロゴロ・・・。ビッシャアァァーン!」
突然、大きな雷がミスピエル湖に落ちた。
向こうを見るとプロージアの【
「皆さん、今ですよ! プロージアの【
「そうだ! 今こそ好機! 皆の者、押し返せ!」
私の声に気付いたリーネオさんが号令を出す。船団長さんも周りの兵隊さんも途端に活気付いて動き出した。プロージアの船団は混乱してるみたいだ。【
とうとう支えきれなくなったのか、退却を始めちゃった。プロージアの船がどんどん向きを変えて逃げ出し始めた。
「よーし! 今日はここまでだ。深追いはするな。プロージアの撤退を確認したら我らも港に引き上げるぞ!」
リーネオさんの号令でイコォーマの船団が整然と船を並べて行く。ふう、なんとか初日は乗り切ったみたいだね。私はもう一度、女神ユマさんから貰った
「メッセージ見ました。女神は中立なので【
そのメッセージの後に例の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます