閑話 『妹』達の思い

「起きたみたいね…よかった…本当に…心配したんだからね…グスッ…つき…や…くん」


あいつ!!私のお兄ちゃんに!!殺す!!殺してヤル!!


『残念ながらそれはさせてあげられません』


!?


『そんなに驚かれるなんて…正直少しショックですね』


なんで!?なんでがここに!?


『なんでと言われましても…お兄様の為としか…』


そう言うことじゃない!?いつもお兄ちゃん第一主義の百葉が!?


『…そうですね……前までは壊れてしまっても生きてさえいてくれれば、と思っていたのですが…彼女達を見て気が変わりまして』


…へぇ……あいつらならが残した傷もなくせると…また一からやり直せるようになると?


『えぇ。恥ずかしながら彼女達ならと。今度こそお兄様の本当を見つけてくれるとそう思ってしまったのです。だから一緒にやり直しましょう?今ならまだ…』


…ッ!!!何を言うかと思えば…

無理に決まってるでしょう!!一生忘れないように絶対に消せないように、せめて傷としてでもお兄ちゃんに残るようにって!そうやってお兄ちゃんを傷つけた!!ねぇ…百葉だって覚えてているんでしょ?あの時の事。


『そうですね…覚えてます。けれど何度忘れようとしてもいつも必ず思ってしまうんです。 もう一度とお兄様と それが叶うかもしれないのです。何を捨ててでも縋り付こうとするのが道理でしょう?』


『長話してしまいましたね。そう言う訳なので、今回ばかりはあちらに付かせてもらいます』」


…そう……そう言うことならもう止めないわ。ただ私の邪魔をするならたとえ百葉だとしても容赦しないわ


『…私も同じ気持ちですよ』


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どうもお久しぶりです

作者の黒いヘアピンです

今回は9月に入り少し時間が取れたの更新して生存報告をしようということで短いですが更新させていただきました。

また作者の名前がkcトンキーから

黒いヘアピンに変わったのはいろいろあってリアルバレしてしまったためです。

最近はモチベが低いので低頻度になってはしまいますが必ず完結まで続けますので気長にお待ちいただけると幸いです





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