知らない美少女に拉致られたらいつのまにか最強のヒキニートになっていた件

救出

「あはははははははははは！！！！ねぇ！！お兄ちゃん全部覚えてるんでしょう！どう？忘れたくても忘れられられない気分は…」

「あぁ……ああ！！……ぁ…あああぁぁぁああああ！！！？！？？？！！？？！？」

そうその顔その顔がずっと見たかったの♡あの日あの時の…愛してた人に裏切られた時のその悲痛な表情！！それをずっと見たかった

ドゴォ！　バンッ！！

「夜中くん！！ご無事ですか！？」

「やーくん！！助けにきたよ！」

「月夜くん！！生きてる！？」

あらら…邪魔者が来ちゃったか。確かお兄ちゃんを誑かそうとしてた奴らだよね…まあいいやどっちにしろ消すだけだからね。

楽しみだなー♡また大切な物が消えていくお兄ちゃんの顔を見るのが……

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まったく、さとりは少しやりすぎですわね…このままでは本当にお兄様が壊れてしまいます。仕方ないですが、お兄様を助けに行きましょうか…

ドゴォ！

「あら？」

彼女達は確か………これなら…もしかしたらお兄様も……こうしてはいられません早くお兄様の所に行かないと

…

…

…

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夜中くんの声が聞こえた方にひたすら走る…途中何個か扉を通ったが全ての扉がまるで私達を誘い込むように開いていた

「二人とも！夜長くんにつけたGPSの反応はこの先です！！準備はいいですか！？」

「えぇ！いつでも大丈夫よ！！」

「うん！早くやーくんを助けないと！！」

「この扉の先です！！」

ガンッ

「っな！？開かない！？この扉内側から鍵がかけられてます！！」

「あぁ……ああ！！……ぁ…あああぁぁぁああああ！！！？！？？？！！？？！？」

「月夜くん…っ！…時間がないわ！！私が蹴破るかから二人は中に入る準備をして！！」

「「はい！！」」

「それじゃあいくわよ！！3…2…1…！！」

ドゴォ！　バンッ！！

「夜中くん！！ご無事ですか！？」

「やーくん！！助けにきたよ！」

「月夜くん！！生きてる！？」

「夜長くん(やーくん)(月夜くん)！？」

どうしてこんなボロボロに…それにこんなに弱って………

「…ごめん…ごめんな…ごめんな…気付いてあげられなくて…助けてあげられなくて…」

…私達の事を認識してない？それにずっとうわごとみたいに何か繰り返してる…何とかして意識を引き戻さないと！？

「夜長くん！！起きてください！！私です！秘座子です！！助けにきましたよ！！」

「やーくん！やーくん！しっかりして！！」

「月夜くん！！しっかりして！！私の事分かる！？」

3人で必死に声をかけてるのに一切反応がない

それどころかむしろ症状は悪化してる！？

「あぁ…ああああぁああぁぁあぁぁ！！！ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい」

「月夜くん！！んっ！」

「ごめんなさい…ごm、んむっ！？」

「ユッキー！？」「雪華さん！？」

チュル…レル……チュウ…チュパッ…

「はぁ…はぁ…これで起きたかしら？」

「…っ！？…みんな！？……どうして！？っと言うかどうやってここに！？」

「起きたみたいね…よかった…本当に…心配したんだからね…グスッ…つき…や…くん」

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「起きたみたいね…よかった…本当に…心配したんだからね…グスッ…つき…や…くん」

ユキ…

「ごめん…心配かけたな…」

「本当ですよ…でも…よがっだ…無事で…グスッ…もう…戻ってこないかと…」

秘座子…

「グスッ…よがっだ！よがっだよ！やーぐん！もう会えないかと思ったよ…グスッ」

まこ…

「あぁ…あぁ…ありがとうな…みんな…」

本当に…ありがとう……