美少女達とお弁当

前回のあらすじ!!

前回、俺こと水無月夜長は俺のことを大好きな三人の女子達の策略によりそんな肉食獣?な女の子達と昼ごはんを共にすることとなったのだ!!


…と現実逃避してみても目の前にある現実は変わらないようで…というか前回とか策略とか急に何を言ってるんだ俺は??


「夜長くんのためにお弁当拵えてきたんです♡一緒に食べましょう♡」

「やーくん♡久しぶりに私のご飯食べたがったってたでしょ?じゃじゃ〜ん。まこちゃん特製の愛妻弁当だよ〜♡」

「はいお弁当。あなたの為に用意したのよ♡もちろん食べてくれるわよね?」


「…も、もちろん。いただくよ」

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こんな感じでお昼が始まったはじめの方は…


「どうぞ。夜長くん今回も自信作ですよ♡」

「うん!色鮮やかでとても美味しそうだね」


「やーくん、やーくん。私のはどう?やーくんの好きなオカズをいっぱい詰めたんだよ」

「おぉ、これは嬉しいな。本当に俺の好物ばっかりじゃないか!ありがとう。まこ」


「私は月夜くんが何が好きか分からなかったから和食っぽくしたの。気に入ってた?」

「すごいな!和食なんてすごい難しいって聞くのに、どれもすごい綺麗にできてる」


と見た目を褒めあったりして平和だったのだが…


「夜長くんお箸です。どうぞ」

「ありがとうそれじゃあ早速いただきます」

秘座子の弁当は色々な具材が詰まっててどれから食べるか迷うな…せっかくだし俺のお気に入りの卵焼きから…

「うん。秘座子の家で食べた時も思ったけどやっぱり秘座子の料理はうまいな!毎日でも食べたいくらいだ」

「ふふ、ありがとうございます♡そんなこと言わなくても毎日作ってあげますね♡」


「やーくん、これ」

そう言うとまこは俺に箸を渡してきた

「まこ?俺はもう箸持ってるよ?」

「そうじゃないよ。お弁当の味が混ざっちゃわないようにみんな箸を別々に持ってきてるの!だからこれは私の弁当の分」

「そうだったんだ。それじゃあせっかくだから使わせてもらうね」

「はい♡どうぞ♡」


まこの弁当のオカズを口に運ぶ

「うん。やっぱり美味しいね!やっぱりまこの料理は俺にとって家の味って感じなんだろうな」

「もう、家の味なんて照れるよ///」

「いやいや本当に俺の家の味って言ったら、まこの味だって」

「そ、そっか♡喜んでくれてよかった♡」


さて、次はユキの弁当…ってあれ?

「ユキ?ユキの弁当用の箸は無いのか?」

まこ曰くそれぞれ箸をバラバラで使わないといけないらしいのだが…

「あぁお箸ね。それなら持ってきてるわよ」

「やっぱり持ってきてるのか。それじゃあ」

「はい月夜くん♡あーん♡」

「へ?」

「ほら、ボケっとしてないで口を開けて?」

「え、いや。箸は?」

「ほら私が持ってるでしょう?」

「もう一膳持ってきてるとかじゃなくて?」

「そんなことするわけないでしょこの一膳だけよ♡ほらわかったら口を開けて?」

「え、いや、自分で食べるからその箸を貸してくれると…「そんなのダメに決まってるじゃない。これ私も使うんだから。ほらうだうだ言ってないで早く口を開けなさい!」

「え、あっ、はい!」

「はい、あーん♡」「あ、あーん」


「美味しい?」

「あぁ。うん。すごい美味しいよ」

「そう♡それは良かった♡」

「「あああぁぁぁーー!!!??」」

「ずるいですよ!雪華さん!!」

「そーだよ!ずるいよユッキー!!」


こんな感じで話がエスカレートしていき…


「どうぞ夜長くん♡夜長くんが前に美味しいって言っていた卵焼きですよ。あーん♡」

「はい、やーくん♡やーくんが喜ぶと思って唐揚げ作ってきたんだ。あーん♡」

「月夜くんあーん♡前に私のお弁当の鮭食べたいって言っていたでしょう。だから作ってきたの♡」


…とこうなったのだった

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