閑話 同棲開始(裏)その2

真狐藻のお世話


むふふ〜明日は一日やーくんと二人っきり♡一日中やーくんのお世話が出来る♡

そうとなったら準備しなきゃ

え〜と朝ごはん、昼ごはん、夕ご飯の準備に〜洗濯でしょ〜やーくんはかっこいいから身嗜みも整えてあげなきゃ♡

は〜明日が楽しみだな〜


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


楽しみすぎて早く来ちゃった

やーくんもう起きてるかな?

「おはよう。やーくん♡」

「………………」

やっぱりまだ寝てたね。はぁ寝顔も可愛い

「ぅ……ん…ま…こ…」

「は〜い。やーくんのまこちゃんだよ♡」

幸せそうに寝てるし起こしたらかわいそうだよね。でもせっかくだから寝顔を鑑賞させてもらっちゃおっと


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………っは

もうこんな時間!やーくんの寝顔見てたら時間なんてあっという間だったな〜

それはそれとしてもういい時間だし起こしてあげないとね


「やーくん♡起きて♡起きて♡」

こう言うと男の人はすぐに起きるってお母さんは言ってたけど…


「…う、うん……まこ?…」

「そうだよやーくん♡おはよう」

「…うん…おはよう…まこ」

「ほら顔洗っておいで?それともおはようのキスがいい?」


こう言うといつも顔を真っ赤にして顔を洗いに行くんだよね。やーくんは本当に可愛いな〜


「……じゃあ…おはようのキスかな…」

「わかった。おはようのキスだね。それじゃあ下で朝ご飯用意してるね。って

えええええええーーーー!!???」


「朝からうるさいよ。まこ」

「ご、ごめんなさい」

「それで、おはようのキスはしてくれないの?まこ」

「うぅ…そ、それは……」


どうしよう…今までキスなんて言われた事なかったしまだ心の準備もできてないのに!?

それ以前に何で急にキスを選んだの!?


「…してくれないなら俺からするね」

「え?それってどうい…んっ…」チュッ

「それじゃあキスももらったし顔洗ってくるね」


!!!!!!!!!??????????

ナニコレナニコレナニコレナニコレ

やーくんからキス!?キスって単語を出すだけで赤面してたやーくんが!?自分からキス!?なんで急に!?でもあの時は……だけど……でも………

「まこ、朝ごはん準備できてないけど何かあったの?」

「ブツブツブツブツブツブツ…」

「自分で作るか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


結局あの後あんまりお世話できなかった…

でも急にキスしてくるやーくんがおかしいんだよね!?あの後もことあるごとにキスしてきたし…帰り際なんてあんなに深いキスを………うぅぅ…恥ずかしいよ〜


でもでも自分からキスしてくれたってことは少なくとも脈有りって考えていいよね!!

それなら明後日からの共同生活ももしかするかもしれないよね!それなら二人に負けないためにも頑張らないと!そうと決まれば準備しなきゃ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


同時刻 新居にて


何してんだ俺!?おはようのキス!?

挙句してくれないなら自分からする!?

本当何考えてたんだ!?あの後も何度もキスしちまったし。まこが帰る時なんて…


ああぁぁぁぁーーー!!!!!!


…本当どうしたらいいんだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る