新生活と約束事


「この家の約束事を決めたいと思います」

荷物の整理が一段落すると秘座子が急に言い出した

「約束事?門限とかそういう事か?」

「はい、そのとうりです。せっかくこれから一緒に暮らすのですから皆で食卓を囲みたいですし。(何より決まりがあれば誰も抜け駆けできませんから)」ボソッ

「うん?なんか言ったか?」

「いえいえ、なんでもないですよ」


こんな感じにこの家の約束事を決める事になったのだが…なんでかとても悪寒がする、

俺は無事でいられるだろうか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「というわけで、

『第一回水無月家家族会議』開催です」


ぱちぱちぱちぱち


「早速、今回の議題に移りたいと思います。

一つ目の議題はこの家の門限についてです」

「はいは〜い、しっつも〜ん。」

「はい。なんですか、まこちゃん?」

…まこをいつの間にか、まこちゃん呼びしてるし、実は仲良いってのもあながち間違いじゃないんだな


「やーくんは家の外に出さないからいいとして私たちに門限を設ける必要ある〜?」


…うん?今なんかヤバい事を聞いたような


「確かにそうね。月夜くんはこの家から出ないし私達も彼より優先する事なんてないのだから門限を作る必要はないんじゃない?」


聞き間違いじゃなかった!?


「ちょ、ちょ、ちょっと待って!?なんで俺が家から出ない事になってるの!?」


せっかくあの自堕落生活から抜け出せると

思ってたのに、なんとかして外に出れるようにしないと…


「夜長くんがどこにも行かないようににですよ♡」

「やーくんが何もしないでいられるように♡」

「月夜くんとずっと一緒にいるためよ♡」


「前も言ったはずだけど俺は好きな子は自分の手で幸せにしたいんだ。だから養ってもらったり世話をして欲しいわけじゃないんだ」


「「「知ってる(ますね)(わ)」」」


「じゃあなんで俺が家の中にずっといないといけなくなるんですかね?????」

「仕方ないですね…なら学校と私達との外出以外で外に出たらダメでどうでしょう?」

「「異議なし!」」

「どうでしょう?じゃないわ!普通に友達と遊びに行ったりしたいんですけど!?」


「はぁ、仕方ないですね…

なら学校と私達との外出以外で外出する場合は私達三人全員から許可をもらった上で夜の7時までに帰ってきてください。これ以上は譲れません、もちろん私たちも7時までに家に帰るようにします」


「いやでも7時はかなり早「外に出さないこともできるんですよ?」はい、それでお願いします」


こうして俺は学校に行く権利と(制限付きではあるが)外出する権利を得たのだった

ちなみに残りの約束事、主に家事などの当番は俺を含まない全員で交代で回すようになった(あまりにも早く決まったため口を挟めなかった)



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どうも作者のkcトンキーです

なんとか時間が取れたので今日から

毎日更新を再開したいと思います

私事になりますが現在モチベーションが

ガタガタで毎日更新が少しきつい状況

になってしまっております。そこで、

読んで頂いてる皆様に聞きたいのですが

やはり毎日更新した方がいいのでしょうか

具体的には2日か3日に一本でいいかな

と個人的には思ってたりします


皆さんの意見教えて頂けると助かります



PS

完全なお願いですが応援コメントをいただけるとかなりモチベーションが上がります

文章のおかしい点などを教えていただける

だけでもとても嬉しいので、

よければお願いします




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