同棲開始

秘座子、まこ、ユキと一緒に住むことになって3日ついにこの新居にみんながやってくる…

うん?『なんで新居なのか』だって?


同せ…同居にあたって今まで住んでいた

秘座子の実家にみんなで住むのはどうか

と女性陣の間でなったらしい。

そして秘座子がそれを両親に相談した


その結果、

秘座子の両親が俺と秘座子が結婚した際に

住むための家として建てていた新居を

土地の権利書ごと俺に渡してきたのだ

何億もする土地と建物を無料でどこぞの知らぬ男に渡したのに秘座子の両親は娘をよろしくねと笑っていた…ははは、笑えねえ



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というわけで俺は2日前からこの新居で暮らしているのである。

女性陣は荷物の準備があると言って今日全員揃って来るらしい

秘座子に関しては一緒に暮らしてたんだから一緒に来れたはずなのだが…


そんなこんなで約束の時間になった。

玄関前でみんなを待っていると

向こうから一台の車が来たその車が新居の前に止まりどう見てもヤの付く自営業の人たちが次々にダンボールを家の中に運び込んでいく。その光景の異様さに呆けていると…


「夜長くん♡」

声に気づき振り返ると

チュッ 

キスをされた

「ただいまです夜長くん♡」

「え、あ、えっと、お帰り秘座子」

「えへへ。ただいまです」


「あ〜!!ズルイ!!ひーちゃんだけやーくんとキスして。私もする!!」

チュッ

「うへへ〜はっ!ただいまやーくん♡」

「あぁ、お帰りまこ」


「あら?私が最後だったの。それじゃあ」

チュッ…ぺろ…チュル…ジュル…はぁ

「ただいま月夜くん♡私のキスどうだった」

「…お帰りユキ…それと、こういうことはやめてくれ心臓が持ちそうにない」


「あ〜!?ユッキーズルイ!!」

「なっ!雪華さんそれはズルイですよ!」

「ふふふ、でも一回は一回だもの

二人だってキスはしたんでしょう?」

「「そ、そうですけど(そうだけど)…」」

「なら約束は守ってるわ」

「「うぅ〜〜」」

「みんな、そろそろ家に入ろうぜ」

その声を聞いて皆が家に入っていく

三者三様の挨拶(みんなキスだが)をして

ただいまと言われおかえりと返す

それだけの事なのになんだがとても

心が満たされる気がした。





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