喧嘩するほど仲がいい
「そもそも真狐藻さんは今までずっと夜長君と暮らしてたんでしょう?なら今回は引くべきです」
「そんなこと言うならひーちゃんは3日前から今日まで一日中やーくんの隣にいたんでしょ!私だってそんな経験ないのに」
「二人とも一時とは言え月夜くんと一緒に住んでたんでしょう?それなら次は私の番のはずよ」
「それを言うなら…」「もともとあんたが…」「それなら二人だって…」
「「「わー!わー!ぎゃー!ぎゃー!」」
成り行きを説明してから2、いや3時間は
たっただろうか…三人は未だに俺が
どこに住むかで言い争っていた
本音を言うなら一人で今まで通り暮らしていたいのだが、さてどうすればいいだろうか
…このままいくと絶対にあのパターンに…
「それなら夜長くんに決めて貰えばいいじゃないですか!夜長くんは私を選びます」
「やーくんなら私を選んでくれるもん」
「いいえ月夜くんは私を選ぶわよ」
「「「誰と一緒に住むわけ」」
はい。このパターンになったね。止められなかったね。……まじでどうすればいいんだ
「ちょっと待ったー!!」
「「「「はい!?」」」」
「はぁ、はぁ、やっと見つけたぜ。兄ちゃん。
トイレ行ってる間にトランクの中から居なくなってたからまた拉致ら…れ……た…のかと
…もしかしなくてもまた拉致られた?」
「気づくのが遅くないっすかね!?
そもそも人を車のトランクに入れて運ぶとかおかしいだろ!?」
「いや、すまんすまん。いつもこの方法で人を処r…人を運んでたんだ。つい癖で
って、そんなことよりこれはどう言うことなんだ?兄ちゃん」
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事情を説明すると継さんはすぐに頷き
女性陣に対してこう言い放った
「お嬢達は全員、兄ちゃんが欲しいんだろ?なら全員一緒に暮らして兄ちゃんに手を出させた人がを嫁になりゃいいじゃねえか」
「「「それだ(だわ)(ね)!!!」」」
「『それだ!!』じゃねえよ!!
継さんも何言ってんだ!?」
「いいじゃねえか兄ちゃんこんなべっぴんさん三人も捕まえて何言ってんだ」
「確かに三人は可愛いし綺麗だけどそれとこれとは別問題だろうが!?」
「夜長くんが私のこと褒めてくれました♡」
「かっかわいいだなんて、やーくん♡」
「綺麗だなんて照れるわ月夜くん♡」
「ほら、お嬢達だって満更じゃなさそうだ」
「いや、そうだとしても……さすがに…」
「いいじゃないですか夜長くん♡」
「そ〜だよ一緒でいいでしょ。やーくん♡」
「そうよ一緒に暮らしましょう月夜くん♡」
「う、だ、だけどお前ら中悪いだろう?
常に仲悪い奴らと一緒ってのは…」
「私達別に仲悪くないですよ?」
へ?
「うん。全然悪くないね。」
はい?
「むしろ仲がいい方なんじゃないかしら?」
まじか…
「これでみんな一緒に暮らせますよね♡」
「そだーね。やーくんもそれでいいよね♡」
「もちろん拒否権はないわ月夜くん♡」
…かくして俺は美少女三人と同居?することとなったのだった。
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どうも作者のkcトンキーです
この度この作品が4500pvを突破しました!!
いつもみてくれている方々のおかげです
本当にありがとうございます。
現在作者は試験期間中なので投稿は
2日に一回程度になってしまうと思いますが
来週からは1日1回投稿を目標に
頑張っていきますのでこれからも
応援よろしくお願いします
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