第3回 シチューオンライス

 受験で忙しいという言い訳では通用しないくらい間が空いてしまった。大変申し訳ありません。

 今の時期に、何を話そうかと考えていると、日常では「受験」というワードが24時間体制で纏わりついて、それ以外の話題が掠れていってしまっているのが現実です。

 というわけで、今回も内容がスカスカな気がしますが、読み流し程度にお楽しみください。


 ネット上でみかけた、「ご飯にシチューをかける、かけない」の論争。昔から当たり前にシチューをご飯にかけていた私にとっては本当にびっくりするような話題でした。でも冷静に考えてみると、「シチューオンライス」という商品が出てきたのもつい最近。もしかして、あまり普及していない行為だったのか? とこの時思うように。そうして翌日友人に聞いてみると、全員が

「何それ? そんなのしたことない」

と衝撃発言。カルチャーショックだかジェネレーションギャップだかわかりませんが、そんな感じで他人との壁を感じました。

 でもそこはもういいんです。そんな衝撃は昭和の鉄板ネタを披露したり、死語を使ったりした時に頻繁に感じてますから(あぶない刑事の話題ってもう通用しないんですね)。私が思ったことは、シチューオンライスの説明をすると皆

「そんなの食べてんの? お前頭おかしいわ」

といった反応をするのです。ザ・拒絶反応。

ひいてたり、憤慨してたりともう色々。そんなことする奴の気が知れないといった具合にめちゃくちゃ責められます。確かに、混ぜたご飯が嫌いな人たちもいますし、人の好みは十人十色。嫌いだという感想が出てくるのもわかります。でも、そこまで批判しなくても……という気持ちもあるのです。こちら側もその食べ方が好きでやってるわけですから。好きな事で人格まで否定されるのはやはりショック。

 そこでちょっと思ったのですが、現実でのやり取りが若干ネット上でのやり取りと似てきたなぁと。まぁどっちでも美味しいんだからいいか、ということにはならず、並行状態で後味悪く話題が終わる。それが現実での会話で見え隠れしているような気が。これからもネットとは切っても切れない時代。極端な思考が目立っている現代、それがちょっと怖いなと思いました。とはいえ、これは若輩者の肌感覚。勘違いだといいなと思っています。

 最後にひとつだけ。

 シチューは牛肉より肉団子とかつくねを入れた方が味が濃くなって個人的には好きです。




 

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