第3話 12年ぶりのG1レース
椅子にも座らないと変なプライドを振りかざしたあの頃から時はぐんぐん流れ職場も変わり競馬の事などすっかり忘れていた。
新潟競馬場12年ぶりにG1レース!ひょんな事からそんなニュースを耳にした私は、絶対行こうと心に決めていた。今まで競馬の話などなかった職場でも話があがるほどG1が新潟で!に盛り上がっていた。私はアレ以来だなぁとしみじみ。
彼に滅多に無い事だしG1見に行こう!竹野内豊見に行こう!と楽しさ満載で話し決定!
いざ当日競馬場に着くと激混み、そう、舐めていた。いや、知らなかった。G1の本当のすごさを。私達はファンでもニワカでも無く、野次馬だから。着いたの午後だし。
G1グッズの馬名ボールペンが売っていたが後にして馬を見にいざターフへ!だが、しかし、全く外へ行けない、出られない。見えない。ぎゅうぎゅう詰め。椅子なんて空いてない。今日は座ろうと思っていたのに。盛り上がりを見せる群衆を後に私達は避難。とりあえずG1の馬券を買おうと新聞を見て仲良くマークシートに記入。そう、私達はとても楽しんでいたのだ。G1パワーありがとう。
無事馬券を購入して、群衆へ。何も見えない中レースは始まり大歓声の中終わった。とりあえず馬券は外れた事はわかった。
勝ち馬の名はスノードラゴン
新潟にちなんでスノー(雪)を買えばよかったねっと弾む会話。確かあまり人気のない馬だった。勝ち馬のボールペンを記念に買おうとしたけど売り切れ、生竹野内豊は群衆で見えないのでビジョンでカッコ良さを確認して私のG1デビューはおわった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます