12冊目 『神滅のベテルギウス』 【異世界ファンタジー】★★★

【業務日誌】

7月26日(日曜日) 曇


 皆さま、こんにちは。

 あさぎ図書館 館長の、浅葱あさぎ ひな です。


 この図書館では、館長であるわたしが、ここ『カクヨム』で読み終えた、おもしろい物語や素敵なエッセイを、皆さまにご紹介してまいりたいと思っております。



 開館以来、多くの読者さまにご来館いただき、嬉しく思います。皆さま、ありがとうございます。総来館者数も200(pv)を超えることができました。

 これからも、素敵な物語をご紹介してまいります。今後とも、よろしくお願いいたします。


 さて、昨日ご紹介させていただいた、現代ファンタジー作品はどうでしたか……?

 視点が各話で変わっても、時間の流れが過去から未来に変わっても読ませる文章って、素敵だとは思いませんか?

 現在進行形一辺倒よりもおもしろいと思うのですが……。皆さまは……?


 さぁ、それでは、あさぎ図書館の12冊目……。

 今回のご紹介は、昨日お約束の異世界ファンタジーです。少し不思議な異世界ファンタジー、SF作品として読まれてもおもしろいですよ。



【読書日誌】


☆ 小説タイトル:神滅のベテルギウス

      https://kakuyomu.jp/works/1177354054898634032

☆ 著者:岩井喬

☆ 小説情報:【異世界ファンタジー】 完結済 36話 115.977文字


【年齢:十五 武器:短剣 冒険目的:神殺し】


 一千年前、この星は『神』と呼称される何者かによって破壊された。残った僅かな人類は、細々と旧世代的な生活を送ることを余儀なくされる。

 ある日、主人公・ジンは、両親を神による攻撃で殺害され、誰も考えの及ばなかったことを誓う。神への復讐である。

 危険な密林や荒野を進むうちに、仲間を得ていくジンだが、神はまたもやジンの前に立ちはだかる。

 神の正体とは? 仲間たちの運命は?

 そしてジンは神を倒し、この星に平和をもたらすことができるのか?



☆ ひな館長のおすすめポイント!


  ◎ ひな館長のレビュー

【神を滅するその意義とは、その意味とは、それを両断する正義の刃とは……?】


  ◎ 感想

 一千年前、この星は『神』と呼称される何者かによって破壊され、残った僅かな人類は、細々と旧世代的な生活を送ることを余儀なくされていた。

 主人公の両親が神からの無慈悲な攻撃に消失させられ、神への復讐……のが燃え上がる。


 神の目を欺くように、隠れるように進むうち、仲間を得ていく主人公。得た仲間たちも、目的や意義や意味をそれぞれが持っていました。

 そんな仲間との旅を進めるうち、主人公の想いに変化が現れはじめます。


 神と呼称される何者かとの最終決戦。主人公の刃は、正義として振るわれるのだろうか? それとも、復讐鬼の邪心として薙ぎ払われるのでしょうか?

 そして、そこに残された仲間たちは……?


 この物語は、SFとして読んでもおもしろいと思います。手にする武器がそうさせるのです。

 でも、ファンタジーとしても世界観に破綻は感じません。流れすぎた刻がそう思わせるのかもしれません。


 すべては、読まれるあなた次第……。わたしは、どちらの視点でも、楽しい読書をおすすめできます。


  ◎ そして、おすすめのポイントは……!

 各話に挿しこまれる武器や兵器の設定も、この物語の多様性に貢献しています。

 これが、わたしが、SF作品として読んでもおもしろいと思える所以です。

 そして、やはり、最後の神との対峙シーン、さらに、ふたりが帰還する場面がとても素敵なのです。



 本日のおすすめ『神滅のベテルギウス』は、下記URLの書架にございます。

      https://kakuyomu.jp/works/1177354054898634032

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