5冊目 『あなたの明日に』 【恋愛】★

【業務日誌】

7月20日(月曜日) 晴


 皆さま、こんにちは。

 あさぎ図書館 館長の、浅葱あさぎ ひな です。


 この図書館では、館長であるわたしが、ここ『カクヨム』で読み終えた、おもしろい物語や素敵なエッセイを、皆さまにご紹介してまいりたいと思っております。



 開館以来、連日多くの読者さまにお立ち寄りいただきまして、ありがとうございます。少なくとも小さなものでも、反応をいただけるのが嬉しいです。

 昨日も、評価(☆)をいただきました。ありがとうございます。

 さて、昨日、ご紹介させていただいた、童話は如何だったでしょう……。物語の全編で、静かに流れゆく時間の素敵さを感じとっていただけたでしょうか?

 このご時世、早く、こういう図書館に戻りたいものですね。


 さぁ、それでは、あさぎ図書館開館の5冊目……。

 今回のご紹介は、短編恋愛小説です。



【読書日誌】


☆ 小説タイトル:あなたの明日に

      https://kakuyomu.jp/works/1177354054894484336

☆ 著者:小高まあな

☆ 小説情報:【恋愛】 完結済 1話 3.998文字


【私の夫は異星人だ。見た目は地球人に極めて近いけど、大きな違いが一つある】


 私の夫は異星人だ。

 見た目は地球人に極めて近いけど、大きな違いが一つある



☆ ひな館長のおすすめポイント!


  ◎ ひな館長のレビュー

【異星人との恋、障害になるのは、言葉? 文化? それとも……刻の移ろい?】


  ◎ 感想

 異星人がこの星に来訪して、幾年月。現在では、この星の住人とも共存するまでになっていた。社会生活としての、結婚も受け入れられていた。


 しかし、どこかに歪みはあるもので……。


 あなたの明日とわたしの明日は、けっして同じモノではなかった。そこがせつない。

 それぞれが生きていく中での、大きな流れの違い。そこが哀しい。


 でも、その障害を、お互いに認め合い、理解し合い、次の約束をする。その約束は、かけがえのないほどに優しいと思えました。


 自身の生涯をかけて、この人だけ……だと。それがラストシーンにあるこの物語は、素敵な恋愛小説だと思います。最後の一行からも、それが読み取れるはずです。


  ◎ そして、おすすめのポイントは……!

 この物語も、根本には時間の流れが絡んでいます。

 ただ、その流れ方に違いがある。時間の概念……ということではありません。どうしても越えられない時間の壁を、ふたりはどうするのか?

 それぞれ、相手に時間の制約が課せられた時、どう克服するのか……。この物語のラストで考えさせられると思います。このラストシーンが素敵です。



 本日のおすすめ『あなたの明日に』は、下記URLの書架にございます。

      https://kakuyomu.jp/works/1177354054894484336

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