第19話 延長戦はサヨナラできず

今日は、バレンタイン延長戦!!さとみさんとデート。

さとみさんは、先輩の友達の妹で長く付き合っていた彼氏に浮気されて、婚約がだめになったらしい。そのため、すこし男性不信気味なとこもあったけど、最近はよくメッセージもくるし、時々電話もする。SD-素人〇貞-にはとても経験のないことである。意外とさとみさんは積極的な感じがする。


そんなことをおもっていると、待ち合わせの時間せまってくる。

そそくさと準備していると、さとみさんからメッセージがくる。


【こんにちは、今日楽しみすぎて早起きしちゃいました。待ち合わせには間に合いそうですか?私は時間通りくらいにつきそうです。】



【こんにちは、俺も楽しみすぎて早起きしちゃいました。待ち合わせは何とか間に合いそうです。】


そう返信するが、基本的に女性と待ち合わせには15分以上前から待っている。遅刻とかはありえない。


◇◆◇


ということで、今日も待ち合わせの約40分前に到着する。ちょっと早すぎたからその辺を散歩する。よさげなカフェがあった入ると、そのカフェの窓辺で本読みながらコーヒーを飲んでいるさとみさんを発見する。


こちらには気づいてないようなので、さとみさんからは死角になりやすいような場所に座る。相手のプライベートの時間に話かける勇気はない、というより、窓辺に佇むさとみさんの姿がとても綺麗で、まるで絵画のようだった。ただ、よんでる本がラノベじゃなきゃね。


待ち合わせ時間の約15分前になったので、お会計に向かった。

そこでもまだ、さとみさんにはみつかっていない、ここはかっこつけてプチサプライズをしていやろうといたずら心が芽生える。


「あのテーブルのお会計も一緒でお願いします。」


どうせ。あと10分もすればさとみさんもカフェを出るのだ、追加注文はするまい。


「かしこまりました少々お待ちください。お会計は以上のように変更になります。」


あれ、コーヒーが二人分だ。一人になる前に誰かとあっていたのか。まあいっか。


そのまま、カフェをでて、待ち合わせ場所に向かう。


待ち合わせ時間になって、さとみさんがあらわれる。


「こんばんは、岡崎さん。」


「こんばんは、さとみさん。あれ、そのピアスかわいいですね。」


「ありがとうございます。かわいいですよね。この前一目ぼれしてかっちゃんたんです。ほめてくれてうれしいですっ!!!!」


「そういえば、今日待ち合わせの前に女の子のお友達とと近くのカフェにいたんですけど、そろそろ出ようと思って、お会計済まそうと思ったらもう終わってるって言われたんですよ。 ひょっとして、岡崎さんだったりします??」


「ああ、ごめん怖がらせちゃったね。窓辺で本読んでるさとみさんがすごく絵になってたので拝観料替わり」


「なんか、かっこいいですね」


「ああ、かっこつけてるからな」


「ふふ、俺〇イル2期ですよね。そのシーン、ホントに好きです。岡崎さんのお話ししてから・・・・」


「その話はお店についてからにしようか」


「ああ、私、すいません。じゃあ、いきましょう。いっぱいお話したいです。」


お店に移動する。今日はいろんな話ができるようにちょっと騒がしめだけどお洒落な居酒屋さんだ。


「あっ、これバレンタインです。あげるの迷っちゃって、結局ハンカチにしちゃいました。」


「ありがとう、大切につかうよ。」


その後、2件目として、レトロゲームバーにいった。


ここでは、往年のテレビゲームが楽しめる。お互いの年代が近いこともあって、やっぱり盛り上がった。


とここで、シンデレラの魔法が解ける時間が来たようだ。


「さとみさん、終電大丈夫??東行きは時間はやいよ。」


うつむきながら、答える


「もうすこし、岡崎さんといたいな」


きました~~~~~~~~どうしよう、どうしよう。


このあとどうするかなんで全然計画してないよおおおおお




延長戦はサヨナラできず~~試合はつづく~~~~~~










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る