第8話 死闘
やることは決まった。なんかめちゃくちゃ強いアンデッドを倒そう。あいつだけレベルさがありすぎると思うのだが?まあいい
今のステータスとスキルの確認だな。ステータス
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名前 ロート(鈴宮蓮)
種族 グール
レベル 72
職業 見習い魔術師lv22
(見習い盗賊 見習い剣士)
体力700/700
魔力1000/1000
攻撃力208
敏捷228
精神125
器用198
運10
アクティブスキル
隠密lv3 忍び足lv5
無属性魔術lv3
剣術lv6
仙術lv1(瞑想、祈祷、気力操作を統合)
魔力操作lv8
格闘術lv2
パッシブスキル
始祖の血脈 (使用不可)
ユニークスキル
言語翻訳
称号
異世界に落ちしもの 吸血王の使徒
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仙術...仙気を扱えるようになる。武術と合わせるこ
とで真価を発揮する。自然エネルギーを操れ
る。
少し使ってみたが、気力操作の上位互換だろう。全ての効果が上がっている。まだ仙術は1つしか覚えていないが今はこれだけでも十分だ。
自然エネルギーは沢山体力を使えば一時的に熱運動を止めれたり植物を僅かに成長できた。流石上位スキルだぜ。
無属性魔術...魔力を属性に変換せず使用する魔法の
基礎
魔力操作...レベルをあげると魔法の威力が上がり効
率が良くなる。
格闘術はそのまま補正だけだ。確認も終わったし行くか。
何度ここを通っただろうか?墓地から出ようと思い諦めては逃げる時に使っていた塔から出口までの一本道。
その出口の手前のスペースに仁王立ちしている侍のようなスケルトン。明らかに格上なのが姿勢や魔力などから見て取れる。
「久じぶりだな」
俺の言葉には反応しない
スケルトンは組んでいた腕をとき、腰にある魔力をたくさん宿している業物だと思われる刀を鞘から抜き正眼に構えた。
俺も武器を正眼に構えながら考えていた。俺の今の武器はスケルトンから奪った片手剣を使っている。
直感だが上手く芯で受けないと武器を壊され、そして能力値的に短期決戦でないと負けるだろう。
仙気を体に循環させ魔力を全力で纏う。体重をつま先に預けて加速する。
俺はわずかな時間で相手の懐に入った。そして全身の筋肉を意識しながら、全力で車切りを行う。
が、相手は余裕を持って躱すとお返しとばかりに袈裟懸けで切ろうとする。それを剣で受け流しながら魔力を込めた拳で殴ろうとするが、反対の手で鞘を持ちそれで受けられた。
それから数十と剣を合わせるが、段々と押されて傷が増えてきた。痛覚が鈍いから良かったもののあったら泣いてたではすまないだろう。
俺が今まで打ち合えたのは仙術のおかげだ。仙術を得てから第六感みたいなのが異常に働いている。それが剣術のレベルの差がある俺でも打ち合えている理由だろう。だとしてもこのままではヤバイので一旦距離をとる。
もう魔力も体力もほとんどない。あれを使うなら一回限りだろう。
剣をもう一度構え直し、もうルシファー記憶はもう重要なこと以外ほとんど忘れかけているが剣は体が覚えている。
ルシファーのすり足のようなさを行うと同時に仙術で身体の前を真空にし、急加速する。
これが俺が編み出した唯一の仙術<縮地>。直線だけだが急加速することが出来る。だが、息ができないしのはいいが、体力をバカ食いする。
初めよりも数段早く相手の懐に入り剣を振る。だが相手も反応し、咄嗟に抜刀術を行うのは敵ながら尊敬する。
俺も敬意を込めて全力の剣を、
—— 一の太刀:偃月 改——
元は刀用だった技を剣用に改良した技だ。剣を左手に持ち、右手を犠牲に全魔力をこめた剣を振りで魔力の斬撃を繰り出すと、それに返す剣で逆風、股下から切り上げる。
『みごとだ 褒美として 俺の刀を持っていけ』
そういうとスケルトンはチリになって消えた。
ふぅー相手の強かったし初めて死にそうな感じで怖かったのだが、お前喋れたんかい!痛みとか全部吹き飛んで驚いてしまったがな。
あれ、もしかして話したら通してくれた?まあもう終わったことだ。てか疲れたー。
【レベルが上がりました】【レベルが上がりました】【レベルが上がりました】......
【剣術がレベルアップしました】
【仙術がレベルアップしました】
【魔力操作がレベルアップしました】
【無属性魔術がレベルアップしました】
【格闘術がレベルアップしました】
【刀術を獲得しました】
【グールのレベルが上限に達しました進化をしますか?】
待て待て待て、アナウンス多すぎ。めっちゃうるさい。刀を拾って塔に戻って進化しよう。
「進化をずる」
今度は吸血鬼とかになって強化されるよね?
もうグールは嫌だー
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