第2話 レベルをあげるために
目標が決まったのはいいのだが
レベルをあげるしか今できることがない!
『どうやってあげようか』
俺、今人魂だから物に触れないんだよ
『ユニークスキル以外のスキル確認してなくね?』
完全に忘れてました。言語翻訳に気を取られすぎた
ステータスっと、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
名前 ????(鈴宮蓮)
種族 人魂
レベル 1
職業
体力5/5
魔力10/10
攻撃力0
敏捷2
精神3
器用0
運10
アクティブスキル
魂吸収
パッシブスキル
物理攻撃透過
ユニークスキル
言語翻訳
称号
異世界に落ちしもの
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
声に出さなくてもいいのね。毎回声出すの嫌だったし嬉しいが
物理攻撃透過...物理攻撃が透過する
そのままじゃん 、次
魂吸収...人魂を吸収する。吸収した魂の能力を一定の確率で獲得できる
こ、れ、だ。
魂を吸収しに行こう。なんか物騒?
歩き続けてどのぐらいの時間がたっただろう。
森に昔の墓地を見つけた。
『人魂はいねーかー』
俺のテンションもなまはげのモノマネする程にup
墓地の中に入るとスケルトンや、ゾンビ、レイスがウロウロしている。
『怖いと感じているのに冷静だな』
『ぐぉーー』
『うわ』
アンデッドには、俺が見えてるのか
『逃げよ』
俺遅い、遅すぎる。ゾンビは、ともかくスケルトンが思っていたよりも速い
『死ぬ』
スケルトンが振った剣が空を切る
『あー、物理透過だったの忘れてたよ』
恥ずかしいわー
『ふはは、雑魚め。まあ、話せてないし聞こえてないと思うけどな。』
魔力があるということは魔法があるということだろ?多分
使いたいなー魔法
あれ、俺魔法1発当たったら死ぬくね?
やばい。ゾンビとスケルトンは、大丈夫だ。ただ、レイスは魔法使いそう。
うん、逃げよ。
どのぐらい、鬼ごっこしただろうか?
そして、ここ何処だよ?
墓地から出ていないのは間違いない。
『なんだあれ?』
何故今まで気づかなかったか不思議なほど大きな塔だった。
中に入ってみると、ここには魔物が全くいない。
そして、ホコリひとつない。
ゆっくり進み、階段を登る。部屋がいくつもあったが、最上階まで移動した。
そこには、全身を杭で打たれている、銀髪で、歳は20歳ぐらいで、服はボロボロだが高級品だったとわかる物を着た人がいた。
そして、その男性が俯いていた顔をあげて話した。
「待っていたよ」
イケメンだった。イケメン=リア充の等式が1秒に満たない間に完成し、非リアの魂が目覚めてしまった。
が、挨拶をしなければという、元日本人としての礼儀が両立した結果
『イケメン死ね』
人魂の状態で、思念しか使えない中、全非リアを代表し、丁寧に呪詛を送った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます