輪廻の輪を抜けた少年の魔物生活

最高級ウィンナー

第1話 転生?

目が覚める


『ここはどこだ?』


体が軽い、というか存在しない。


『これは、人魂か?』


感情の起伏がない。


まあ、あったらあったで問題があっただろうが


辺りを見渡すと見渡す限りの木があり森だとわかる。


記憶を思い出そうとする。


『うっ』


死んだ時の記憶も思い出してしまい、気持ち悪くなる。体があれば確実に吐いていただろう。


『なるほど』


俺は、鈴宮蓮としての記憶を思い出した。


そして、ここが異世界であることも


死んでから、輪廻転生する間に、記憶を思い出し、ぶらぶらしていて、輪廻の輪を抜けたんであろうと推測できるが


まあ、未練も特にないし、高校生活もぼっちで、一人暮らしだし、いや、ゲームと漫画が出来ないのは辛いわ。


『異世界転生なのか?ちょっと違う気もしないでもないが、まあ、異世界と行ったらステータス』


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


名前 ????(鈴宮蓮)


種族 人魂

レベル 1

職業


体力5/5

魔力10/10

攻撃力0

敏捷2

精神3

器用0

運10


アクティブスキル

魂吸収


パッシブスキル

物理攻撃透過


ユニークスキル

言語翻訳


称号

異世界に落ちしもの

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『よっわ』


『これでどうやって生きろと?チート能力は?言語翻訳?元の世界で欲しかったよ!』


ち、チート能力なんて欲しくないからね(泣)

嘘です欲しかったです


だが、俺もオタクの一人、このスキルが重要だってことは分かるぜ。そうだろオタクたちよ?今は、話せる体がないけどな!


『移動しよう』


『おっそ』


50m動くのに5分位かかったんだが?





そして、移動して半日位たった。その間、何もなかった。


『なんでだよ』


ラノベではそろそろイベントが起こるところではないのか?これがゲームだったらクソゲーだわ


それと、飽きた。さすがに同じ景色を見るのも疲れた。


いまさらだけど、目標を決めよう。何か目標がないと爛れた生活を送りそうだぜ。


カ、ノ、ジ、ョ、欲しい。そして、彼女とスローライフだな。ハーレムとか高望みしないんで。


では、どうやったら彼女ができる?


これは難しい質問だよ山田くん。


イケメンであること


はい簡単でしたー


だが、俺の前世の容姿は、モブの中のモブ。そして、ぼっち&コミュ障だった。


あれ、体がないのに涙が出てきた。


彼女を作るために、よし、まずは、体をゲットしょう


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る