No.285〜No.292

今回も前回に引き続き、ソロの話です。



No.285

伏兵が突っ込んでくる例はまだある。


例えば、「絵のない絵本/樽屋雅徳」。

この曲は冒頭部にテナーのソロがある。しかも結構長めのやつ。加えてテンポがゆっくりなので、初回の合奏では迷子になる。



No.286

迷子になるから参考音源聴いてみるけど、そもそもテナーの音が全然聴こえない。

だから、参考にならない。



No.287

そう言えば、中学生の時「樽屋さんは過去にテナーを吹いていた」みたいな話を聞いたことがあるが、数年越しにyahoo!で調べてみても、特にそういった情報は出てこなかった。

あれ、何だったんだろう。幻だったんだろうか。



No.288

伏兵には、他にも平井堅の「瞳をとじて」などがある。

この曲は、Aメロにテナーのソロ、Bメロにアルトのソロ、サビにソプラノメインのサックスソリ(アルト・テナー)があった。



No.289

この「瞳をとじて」、めちゃくちゃ厄介だった。

どこの会社が出してる楽譜なのかよく分らなくて、編曲者と一緒に調べても参考音源が出てこなかったのである。



No.290

しかも、やたら音域が高い。

それ、テナーでやる必要あんのかってくらい高い。

平井堅は確かに声高いけど、そこまで高くないですやん。平井堅は1オクターブ下ですやん。



No.291

ちなみに「瞳をとじて」は、高3の時の文化祭(+定演)で吹いたのだが、文化祭が終わった次の日からゴールデンウィークに入ったので、ソロを吹いていたことはほとんど誰にも触れられなかった。

目立ちたくなかったので、嬉しいっちゃ嬉しいが、ちょっと寂しい。



No.292

体育の卓球で一緒だった子と先生だけ、ソロの話に触れてくれた。



次話に続く。

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