こぼれ話編 再び
No.278〜No.284
今回は、テナーのソロについて話そうと思います。
No.278
テナーはソロが少ない。特に近い位置にいるアルトにソロが多いので、その少なさが際立つ。
No.111にもあるように、サックス群で唯一ソロがなかったりすることもある。
No.279
ただ、だからと言ってぼーっとしていると、伏兵がもの凄いスピードで飛び込んでくる時がある。
No.280
例えば、M8の「shake/SMAP」。
筆者はこの曲を中3の時に演奏したが、この曲の最後に、カデンツァが潜んでいたのである。
No.281
カデンツァ【cadenza(イタリア)】
[音]独創楽章やアリアなどで、独奏者または独唱者が技巧を披露するために挿入される楽句。初めは演奏者による即興だったが、次第に作曲者自身が作曲するようになった。
引用、広辞苑より。
後半は無視するとして……独奏者が技巧を披露?
中3に何を求めてるんですか?
No.282
他にも調べてみたところ、「華やか」だとか「名人芸的」だとか、とんでもないことを言われていた。
筆者、華やかさの欠片も無いんですけど。
No.283
ちなみに、この「shake」は近所のスーパーマーケットと中学校の文化発表会で演奏したのだが、ちょっとした事件があった。
No.284
なんと近所のスーパーマーケットでの演奏が終わった後に、ソとファを読み間違えていたことが発覚したのである。
しかも、二つも下の後輩に指摘させてしまった。もの凄く言いにくそうだった。本当、ごめん。
一応、文化発表会には正しく演奏できたものの、やっちまった感が凄かった。
何で誰も「間違えてるよ」って言ってくれないの(八つ当たり)。
次話に続く。
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