No.56〜No.64

今回は新入生の楽器体験におけるあるあるです。


No.56

アルトとバリサクの違いは分かっても、アルトとテナーの違いはよく分からない部活見学の新入生。



No.57

そういう状態の新入生が楽器体験で取る行動。

1.「お、あれが一番軽そう。へー、メロディーも多いんだー」→まず、アルトを体験。


2.「アルトとテナー形似てるな〜。ってことは、ほぼ同じ楽器か。じゃあ、テナーの体験はやらなくて良いか」→テナーを飛ばす。


3.「バリサクは、アルトと結構形違うな(バリサクはアルト、テナーと違い、ネックがくるっと一回転している)。体験しとくか」→バリサクの体験に行く。


4.「よし、帰ろう」→そして、そのまま帰っていく。



No.58

おい待て帰るな。



No.59

アルトとテナーって全然別物の楽器だから。いや、本当マジで。

音域違うから、吹いてるパート全然違うし、ケース込みの重さも全然違うし。



No.60

まあ、めんどくさがりの筆者にしてみれば、新入生が体験に来ないのは楽だから、全然良いんですけど。



No.61

ただ、一つ言わせてほしい。

体験用のアルトが足りなくて、アルト担当から「ちょっとごめんなんだけど、テナーでも良いかな?」って言われて、露骨に「え……」みたいな顔すんな、新入生よ。

あと、アルト担当も「ごめんなんだけど」って、テナーがハズレみたいな言い方すんなよ。

もともと猫の額ほどしかない、楽器体験へのモチベーションがなくなっちゃうでしょうが。



No.62

とりあえず、そういう訳で、最初からテナー志望の子は少ない。



No.63

でも、別に構わない。

だって、どうせ一、二年後には「なんかさー、中音楽器とか低音楽器の方がかっこいいよねー。テナーとか羨ましいー」とか言い始めるから(主にメロディーライン担当の高音楽器奏者)。



No.64

かっこいいって分かってるなら、それでいい(椅子にふんぞりかえって座る筆者)。

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