No.45〜No.55

No.45

テナー奏者は学年一つ飛ばしで存在するケースが多い。

実際、筆者も一個上と一個下にはテナー奏者がいなかった。



No.46

なぜかと言うと、部活を辞めたり、別の楽器に移動したりする人が多いから。



No.47

フィクションにおいても、テナー奏者は部活辞めさせられがちな気がする。

「響け!ユーフォニアム」で葵ちゃん(テナー担当キャラ)が辞めるってなった時は、流石に落ち込んだ。

進研ゼミの付録漫画でも、テナーキャラが勉強と部活を両立できなくて、辞めさせられかけていた。



No.48

何でみんなそんなに辞めさせたがるの。



No.49

まあそんな訳で、上下がいないので、2年生ながら3年生と行動を共にすることがある。

例えば、新入生の楽器決めの場に、唯一2年生で居合わせることができた。(本来は顧問と、楽器紹介のための各パート代表者である3年生だけ)



No.50

そして生まれる謎の優越感。



No.51

で、みんなに状況を得意げに話す。

「最初、○○ちゃんはトランペットにしようって話だったんだけど、実際吹いたところ見てトロンボーンがいいんじゃないかってなって、で、△△ちゃんは最後まで残ったんだけど……」



No.52

結構楽しいんだな、これが。



No.53

ただ、先輩も後輩もいないと寂しい。

ここ重要。



No.54

だから、やっぱり先輩も後輩もいる方がいい。



No.55

すごい普通の結論に着地してしまった。

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