第6話女の子の体ってこうなっていたんだ
まずは約束通り、ラブホテルに入ってすぐに相手に金を手渡しした。
レジで金を払うように財布から紙幣を出し、相手はそれをすぐには財布に入れずに、
机の上の自分の荷物の隣に置いておいた。
そして二人一緒にシャワーを浴びるということで、お互い服を脱ぐことになるのだが、相手はそそくさと全部脱ぎ始め、僕は恥ずかしくて一番最後に残したシャツとトランクスはなかなか脱げなかった。
相手のブラジャーを外したときの乳房がプルンとはじけた様子、潔くパンツを下した時の陰毛の剛毛さ。
相手は自分の陰毛を指で伸ばしながら
「毛が濃い方なんですよね」
と話しかけてきたので、
「毛が濃い方が人情深いっていうよ」
と咄嗟に返すことが精一杯だった。
その時もまだシャツとトランクスは脱げていない。
(そういえば、僕らの若い頃って、胸毛のある人って嫌われてたよな)
「シャツを脱ぐと胸毛があるけど大丈夫?」
聞くと相手の世代は全然気にしないとのことだった。
あとは僕は仮性包茎なのだが、それはいちいち言わなかった。
相手が全裸になって、先にシャワー室へと向かったと同時に、トランクスを脱ぎ、急いで皮のかぶっている亀頭を露出させて後についていった。
目の前の19歳の裸体、動画以外で見たのは、リアルに約30年振りかもしれない。
そりゃ、自分が20歳代だったときの19歳の女の体の印象より、今の方が良いに決まっている。
相手からボディーソープをつけて僕の胸板を洗ってくれた。
僕は実はソープランド等の風俗産業は経験がなかった。
本でこんなことをやるくらいという記事を見たことしかなかった。
だから相手はもしかしたら、どこかの風俗嬢をしていて、そこではあまり稼げないから副業として個人でやっているのだろうかと思ってしまった。
仮にそうだとしても別にいいやと思っていたのは、まだ僕がパパ活初心者だったからかもしれない。
僕もお返しに、お互い向き合いながら相手の乳房に乳首の周りから円を描くように、ボディーソープを塗ってあげた。
もう相手の乳首は勃起しており、僕の亀頭の露出した垂れ下がった中年の陰茎も恥ずかしながら、直角に動き始めていた。
僕はリアルの女の前で、射精をしたり、勃起をしたりするのが、男としてだらしない、恥ずかしいというイメージでいた。
女は乳首が勃起していたり、膣が濡れていたり、喘ぎ声を出すことも恥ずかしいことだと思っていた。
だから相手の乳首が勃起しているのをさらけ出したので、こちらも同様にさらけ出した方がという解釈を持っていたのだ。
「一緒にお風呂に入ります?」
と聞いてきたので、そうすることにした。
女と一緒に浴槽につかるのは、亡くなった妻と以来だ。
一番最後に入ったことなど覚えていない。
しかしあの頃は、ただの二段腹の老いた女体であり、今は瑞々しくて肌を伝わる水滴がスルッと流れていく裸体である。
相手が浴槽に入ったところを、僕が後ろから抱きしめるように入って、体を密着させた。
「このまま(陰茎が膣に)入っちゃったらどうする?」
と冗談交じりに言ったが、相手はニコッとするだけだった。
相手はコンドームをつけない生は厳禁だったが、中には強引に挿入してしまう人もいるかもしれないと思っていたが、僕は安心されているのだろうと勝手に思っていた。
というわけで、僕は後ろから、相手の乳房を揉みながら、僕の胸板と相手の背中を密着して、下半身も勃起した陰茎を相手の腰の辺りに密着させ、しばらく恋人気分に浸ることにした。
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