死を与え、想い続ける。

二章 プロローグ 続く永遠

 ―私は物語を終わらせることはできなかった。彼女の永遠の物語を。


 ならばせめて、想い続けようと思う。この不老不死の身が滅びるまで。


 私が想い続ける限り、彼女の夢は叶えられる。永久の物語を終わらせづづけることができる。



―今日も、月がきれいだね。

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