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2020年7月20日 10:27
【評価されるべき作品に、感想爆弾を投下します】企画に参加いただきありがとうございます。 感想爆弾を投下しに来た……わけではないのですが……。 正直なところ、よく意味が分かりませんでした。断片的に情報を掴むことはできるのですが、ストーリーとして理解するには抽象的すぎるように思いました。僕も過去にこういう物を書いたことがありましたが、人に読ませるのには向かないなぁとは思っていました(笑) 説明しすぎずに読者に悟らせようという取り組みなのでしょうか。そういう意欲的な作品はどんどん生まれていいのだと思います。 文法はきっちりしていて、誤字脱字も無いように思いました。モースさんからしたら「そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、この企画をしていると……なんというか、国語能力って個人差が大きいなぁと思わされる……。 本作はジャンルがミステリーに設定されていますが、タグにあるように純文学だと思いました。ってか、なんでミステリー?? で、せっかくきちんと文章が書ける方に参加していただいたのに「よく分からんかった」だけでは良くないと思い、他の作品も拝読しました。ジャンルは恋愛、内容を読んでみるとこちらも純文学的でした(いや純文学をきちんと理解しているかと問われると自信はないのですが……)。こちらの作品も、行間を想像しながら読み進めないと分からなくなってしまう話でした。個人的にはこちらの作品の方が好きです。 彼女が自分のために手帳を買ってくれる……という平和的な話かと思いきや、読み進めるとどうやら想像とは違う関係性なのかもしれない。彼女のことを好きだと思いたくないのに(もしくは好きになってはいけない相手なのに)、惹かれてしまうのだろうか。【手に入らないことを幾度も思い知らされる】とあるから、恋仲として繋がることができない関係だろうか。彼女の言葉は優しい。それが【忘れられないもの】でもある。彼女が手に入らないという事実に【何度も棘で刺され】る恐怖があって離れようと思うのに【思い出はそれを許さない】。また【触れずにはいられない】(近付いてしまう)。そうやって惹かれてしまう自分は、【赤に惹かれる】彼女と似ていると思っている。【君みたいで嫌なんだ】というのは、惹かれてしまう点においての自己嫌悪か。【湿る視線が欲望が身体を這い】【美しい毛並を想う度】……彼女はまるで肉食獣のように描かれているように思う。このままズルズルと中途半端に関係を引きずっていけば、やがて彼女への依存に喰い潰されてしまうかもしれない。 ……と、勝手に考察しました。めちゃくちゃこじつけ感ありますが、ごめんなさい。 ほとんど別作品の感想・考察になってしまいました。ご容赦ください。
作者からの返信
王子 様本当に丁寧で親身な御感想を頂け、感激しております。誰かに作品を読んでもらえるというのは、嬉しいものですね。読者の想像力に任せる描写は、人によって少しずつ、些細な変化が生まれて素敵かなと考えたのですが、確かに加減によってむしろ伝わらなくなってしまいますね。勉強になります。真実は、一組の恋人たち。男は母親にコンプレックスを抱いており、母親以上に愛せる相手を見つけられなかったが、唯一愛せたのが彼女だった。男が3つの時に母親は出て行ったため、母親の消息を知らなかった。その後産まれたのが彼女であり、息子の話は母親から聞いていた。(描かれていないが、彼女は恋人が異父兄弟であることに確信を持った)そろそろ結婚かというタイミングで彼女から私たちは母親が同じであるという告白があった。男は母親の血が彼女に流れている限り、母親の愛を越えられない、真実を持ち得ないと思った。「彼女への愛」を理由なき真実にするために絞殺し血を流して限りなく薄めるため川に漬けた、肥大化した遺体は彼女の造形を留めていないだろうし、血は限りなく薄くなっているはずだ。それで尚愛せたら、僕は真実の愛を手に入れることが出来るのではないか? というサイコパスチックなお話でした。最低限に削ったら、読みづらくなってしまいました。取捨選択、思考いたします。カテゴリー、よく分からず、純文学で良かったのですね!ジャンル(ラノベ)と純文学、というくらいの感じなのかな。手帳!やはり口語が多いほうが削っても伝わるのかな。概ね御考察頂いた通りです。赤、というのは彼女の恋人のイメージカラー、僕は幼馴染で報われない恋、といったところでしょうか。最後のバシャン、は赤の手帳を捨てたところか、黄緑の手帳もまた捨てたのかは想像にお任せしています。この度は有難うございました!またいつか宜しくお願いいたします。王子 様の作品も楽しく読ませて頂きますね。モース
【評価されるべき作品に、感想爆弾を投下します】企画に参加いただきありがとうございます。
感想爆弾を投下しに来た……わけではないのですが……。
正直なところ、よく意味が分かりませんでした。断片的に情報を掴むことはできるのですが、ストーリーとして理解するには抽象的すぎるように思いました。僕も過去にこういう物を書いたことがありましたが、人に読ませるのには向かないなぁとは思っていました(笑) 説明しすぎずに読者に悟らせようという取り組みなのでしょうか。そういう意欲的な作品はどんどん生まれていいのだと思います。
文法はきっちりしていて、誤字脱字も無いように思いました。モースさんからしたら「そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、この企画をしていると……なんというか、国語能力って個人差が大きいなぁと思わされる……。
本作はジャンルがミステリーに設定されていますが、タグにあるように純文学だと思いました。ってか、なんでミステリー??
で、せっかくきちんと文章が書ける方に参加していただいたのに「よく分からんかった」だけでは良くないと思い、他の作品も拝読しました。ジャンルは恋愛、内容を読んでみるとこちらも純文学的でした(いや純文学をきちんと理解しているかと問われると自信はないのですが……)。こちらの作品も、行間を想像しながら読み進めないと分からなくなってしまう話でした。個人的にはこちらの作品の方が好きです。
彼女が自分のために手帳を買ってくれる……という平和的な話かと思いきや、読み進めるとどうやら想像とは違う関係性なのかもしれない。彼女のことを好きだと思いたくないのに(もしくは好きになってはいけない相手なのに)、惹かれてしまうのだろうか。【手に入らないことを幾度も思い知らされる】とあるから、恋仲として繋がることができない関係だろうか。彼女の言葉は優しい。それが【忘れられないもの】でもある。彼女が手に入らないという事実に【何度も棘で刺され】る恐怖があって離れようと思うのに【思い出はそれを許さない】。また【触れずにはいられない】(近付いてしまう)。そうやって惹かれてしまう自分は、【赤に惹かれる】彼女と似ていると思っている。【君みたいで嫌なんだ】というのは、惹かれてしまう点においての自己嫌悪か。【湿る視線が欲望が身体を這い】【美しい毛並を想う度】……彼女はまるで肉食獣のように描かれているように思う。このままズルズルと中途半端に関係を引きずっていけば、やがて彼女への依存に喰い潰されてしまうかもしれない。
……と、勝手に考察しました。めちゃくちゃこじつけ感ありますが、ごめんなさい。
ほとんど別作品の感想・考察になってしまいました。ご容赦ください。
作者からの返信
王子 様
本当に丁寧で親身な御感想を頂け、感激しております。誰かに作品を読んでもらえるというのは、嬉しいものですね。
読者の想像力に任せる描写は、人によって少しずつ、些細な変化が生まれて素敵かなと考えたのですが、確かに加減によってむしろ伝わらなくなってしまいますね。勉強になります。
真実は、一組の恋人たち。男は母親にコンプレックスを抱いており、母親以上に愛せる相手を見つけられなかったが、唯一愛せたのが彼女だった。男が3つの時に母親は出て行ったため、母親の消息を知らなかった。その後産まれたのが彼女であり、息子の話は母親から聞いていた。(描かれていないが、彼女は恋人が異父兄弟であることに確信を持った)そろそろ結婚かというタイミングで彼女から私たちは母親が同じであるという告白があった。男は母親の血が彼女に流れている限り、母親の愛を越えられない、真実を持ち得ないと思った。「彼女への愛」を理由なき真実にするために絞殺し血を流して限りなく薄めるため川に漬けた、肥大化した遺体は彼女の造形を留めていないだろうし、血は限りなく薄くなっているはずだ。それで尚愛せたら、僕は真実の愛を手に入れることが出来るのではないか? というサイコパスチックなお話でした。最低限に削ったら、読みづらくなってしまいました。取捨選択、思考いたします。
カテゴリー、よく分からず、純文学で良かったのですね!ジャンル(ラノベ)と純文学、というくらいの感じなのかな。
手帳!やはり口語が多いほうが削っても伝わるのかな。概ね御考察頂いた通りです。赤、というのは彼女の恋人のイメージカラー、僕は幼馴染で報われない恋、といったところでしょうか。最後のバシャン、は赤の手帳を捨てたところか、黄緑の手帳もまた捨てたのかは想像にお任せしています。
この度は有難うございました!またいつか宜しくお願いいたします。王子 様の作品も楽しく読ませて頂きますね。
モース