130、剥不ちゃんの観察ノート そのろくっ!


 観測終了。

 三船二葉の消失は完全にストップ。


・恒星Nが発生させる電磁波は、特定の周波数の電波に干渉する。空間のゆがみは、その際に生じる観測の誤差。


・干渉された電波は、時空を越えて、過去と未来を行き来する。


αアルファ次元とは、過去改変によって発生した次元。「もしも過去改変によって三船二葉が生存していたら」という次元。


・過去改変(の可能性)によって、時間軸が乱れ、三船二葉の存在が不安定なものになった。


・実際に過去改変を行なったことで、三船二葉の生存の可能性が確定された。


・以上を仮説とする。

 (さらなる分析を進めたいが、先の騒ぎによって、アンテナが破損したため、復旧まで実験途絶とする)




























・次回が最終話

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