最終話 My new family
父が結婚に賛成した事で、
実際、決断した後の父の行動は
式の日取りは、私が18歳の誕生日を迎える4ヶ月後に決まった。
父は
私のあずかり知らないところで物事がどんどん決まっていくため、さながらジェットコースターに乗せられた気分である。
私の通う高校には生徒の結婚禁止という校則は無かった。
そのため私は卒業を待たずに、学生のまま彼と結婚する事になった。
両家の両親への
準備に明け暮れるうちに4ヶ月はあっという間に過ぎ、ついに結婚式当日を迎える。
その日、私が身に着けているのは、白のローブ・デコルテに白のオペラグローブである。
シルクのローブ・デコルテはもちろんの事、
これは母が結婚式で身にまとったウェディングドレスである。
将来、娘が結婚する時のために母が大切に取っておいてくれたドレスだが、こんなに早く出番が来るとは、母も思わなかったようだ。
そして何と言っても、彼との結婚に一番
「
「おめでとう、
「そうね、何だか不思議な感じ・・・」
「さっき
「
「そうなんだ・・・
「それはやっぱりね・・・でも想像してたよりは落ち着いているかな。それにしても本当に良かったのかしら?
「
その時、
「新婦、準備はよろしいでしょうか?」
「はい、今参ります。」
「じゃあ頑張って。」
「ええ、行ってきます。・・・
「分かった」
彼女は私と
私は今日、彼のお嫁さんになる。
ここに
間違いもした。
それでも最愛の
恐れずに前を向いていこう。
未来は明るいと信じよう。
今日が私の旅立ちの日になるのだから。
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