第34話 Redevelopment
渋谷は文字通り、
街の中心である渋谷駅周辺は大規模再開発の真っ最中だ。
渋谷駅エリアの高層ビルの歴史は意外と古く、1975年3月に
新宿西口エリアの高層ビル群の中で最初に誕生したのが、1971年6月開業の京王プラザホテルであるため、両者の
しかし、その後の動きは対照的なものになる。
新宿西口エリアでは、京王プラザホテル建設以降も
一方、渋谷駅エリアは
状況が大きく変化したのは1994年の事である。
1994年4月、
同年9月、地上21階建ての高層複合ビル「渋谷インフォスタワー」の建設が始まる。
1998年3月に
そのためオフィスとマンションの複合ビルと言いながら、
「渋谷インフォスタワー」から遅れる事2年、6年もの歳月をかけて「渋谷マークシティ」がついに完成し、2000年の4月に開業を迎えた。
「マークシティイースト」と「マークシティウェスト」は「マークシティモール」と呼ばれるショッピングモールで結ばれており、ホテルとオフィス機能に加えて、ショッピングセンター・バスターミナル・鉄道駅の機能をあわせ持つ本格的な複合施設として誕生した。
これは渋谷駅エリアで初めての
「渋谷インフォスタワー」が、
その意味では「渋谷マークシティ」こそが、その後30年続く事になる渋谷駅エリア再開発のモデルケースと言えるだろう。
「渋谷マークシティ」開業のちょうど一年後である2001年4月、地上41階の超高層ビル「セルリアンタワー」が開業する。
「セルリアンタワー」は東急
2008年6月、渋谷駅に新しい鉄道路線が誕生する。
東京メトロ
東京メトロ
だがそのためには、地上にある東急
2003年6月、
そして
「渋谷ヒカリエ」は地上17階より
この時点で東急
2013年3月16日、東急
これにより東急
実は東急
渋谷駅が地下化される約9年前の2004年2月1日、横浜駅と横浜中華街を結ぶ横浜高速鉄道みなとみらい線の開業に合わせて東急
一方、東京メトロ
これは鉄道各線の
渋谷駅における東京メトロ
そして東急
ここに建設されたのが、「渋谷ストリーム」と「渋谷スクランブルスクエア」
特に「渋谷スクランブルスクエア」は、渋谷駅前再開発の中核となるビッグプロジェクトだ。
そしてその鍵となるのが、地下鉄銀座線の渋谷駅と東急東横店の存在である。
元々、地下鉄銀座線の渋谷駅は東急東横店と一体構造の駅として昭和13年に開業したものだ。
東急東横店そのものは、渋谷駅が開業する4年前の昭和9年に開業している。
東武鉄道浅草駅と並ぶ、当時としては本格的なターミナルデパートであった。
その後、東急東横店は昭和29年に西館が、そして昭和45年には南館が増築されたため、最初に建設された部分は東館と呼ばれるようになった。
基本的には開業当時の構造のまま80年以上使われていた銀座線渋谷駅と東急東横店東館だが、再開発の第一段階として東館が取り壊され、残された地下鉄銀座線の渋谷駅ホームは、2020年1月3日に今までより130m手前の明治通りの上に移転した。
現在残っている東急東横店の西館と南館についても取り壊しが予定されており、その跡地には渋谷スクランブルスクエアの二期工事である中央棟と西棟が建設される事になる。
二期工事の
デートの舞台となる渋谷駅エリアは超高層ビルが
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