第24話 Declaration of love
「私・・・私・・・
その後は涙がとめどなく
『格好悪い!格好悪い!格好悪い!・・・』
告白してから泣き出すなんて、こんな
本当は、もっとスマートに告白したかった。
でも追い詰められた私に出来たのは、駆け引きも何もない、捨て身の告白だった。
全てのプライドを捨て、
いずれにしても、もう告白してしまったのだ。私に恐れるものは何も無かった。
私はありのままに
「好きです。大好きです。あなたの彼女にして下さい。」
もしここで彼から「ごめんなさい」と言われたら、私はきっとショックで死んでしまうに違いない。
「
もう
私は自分から彼に強く抱きつく。
「あなたに振られたら、私、そこの窓から飛び降りて死にます!」
「・・・死なれるのは困る。友達のままじゃ駄目なのか?」
「ダメです!
そう言うと私は
私の振る舞いが
けれど、ここまで来たらもう理屈ではなかった。
私は情熱のままに押して押して押しまくる。
「最初に会った時から、あなたが好きでした。
「迷惑とか、そういう事はないけど・・・」
「私、
私の捨て身の攻撃に、彼はついに
「全く、とんでもないワガママお嬢様だ・・・
「本気です。自分でもどうしようもないくらい、あなたが好きです。」
「
「イヤです!まだはっきり答えを頂いてません!」
私は顔を上げ、彼の表情を確かめる。
彼は、困った様な表情で私を見つめていた。
『
私は必死の表情で見つめ返す。
しばらく無言で見つめ合う内に、彼の表情が真剣になる。
これから何が起こるかを直感した私は、そっと目を閉じる。
彼は言葉ではない形で答えをくれた。
彼の唇が触れた時、私の手は力を失い、だらりと
体中がビリビリと
彼の唇が離れると同時に、私は
「おっと」
彼はとっさに私の
彼に
私は彼に受け入れられたのだ。
私の心は安心感と喜びで満たされる。
私は今、世界で一番幸せな女だ。
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