第22話 弓トレ
今日は、雨である。でも雲の動きが早いから午後には止みそうかな。
筋トレとかこなし終わり暇になる。外でたいけど、カッパもないんじゃどうしようもないね。
ゴロゴロ…ゴロゴロ
「うん…ちょっとやる事、思った以上にないな。雷でも眺めようかな。」
何か、雷の光って怖い物見たさでついついずっと眺め続けるんだよな。
雨が降ってなかったら、森で何かしようと思ってた。
走れるぐらいには開けてる場所もあるし。クロスボウと弓の練習かな。シンプルに槍の練習とか…後は石の上を素早く走ったり、木登りとか高い木とか登った事ないけどできるかな。短剣とか木を突き刺して登れるかな。
ギィー ギィー
誰か来たけど、リーズじゃないね。音ならないし、お父さんは何か言うし。お母さんは洗濯物しまいに来たのかな。でも何か、重そうな音なんだよな。
『アル君、入るよ。』
最近、君付けとよく聞くの声で直ぐに誰か分かった。
心の中で口に出してなくてよかったー。
「アイラお姉さん、どうしたの?」
『あはは、今日予定がなくなってね。暇だったから会いにね。』
ゴロゴロ ピシャン
「タイミング、こわ…何やろうとしてたの?」
『ふふっ、孤児院で子供のお世話しようと思ってたんだけど偶々ね。ついでに魔法の本ってどんなのか見たくてね。一緒に読みましょ。』
というわけで俺も予想外ではあるけど、アイラと魔法の本を読むことになったが俺がベットに座り本を捲る。
『とりあえずどうしようかな……』
全く分からん。字が読めん…英語とドイツ語の発音ぽい。
えっ、全然違う。そりゃあ、俺もドイツ語翻訳の音楽と戦争ゲームの音声でぽいって言ってるだけだから分からんのよ。
「読めない。」
『あらら、表紙はこっちの国の言葉だけど…これの筆者が別言語にしちゃったのかしら…私も孤児の子供で会った事ぐらいしかないわね。友人に翻訳頼みましょうね。』
ペラペラララペラ
『筆者、女性の人かな?簡単な絵が意外と可愛いのよ。』
魔法使いの服装にとんがり帽子に杖で〇の形の何か色は分からないから何の属性かは分からない。2頭身で描かれたイラストだ。
「本当だ。」
『あらら、止んだみたいね。今日は通り雨の様ね、とりあえずこの本預かるわね。』
「あっ、うん。」
『そろそろ昼の時間だから、ご飯でも食べましょ。』
「アイラお姉さんのご飯あるかな?」
『セーラには、顔出してから来たから多分あるわ。』
お昼を食べ、弓とクロスボウ、短剣を持ち森へ行く。
アイラは?
孤児院の方に何かやれる事が無いかって事で別れた、多分ついでで魔法の本も翻訳頼むんじゃないかと思う。
森の入り口
周りを見渡してみるとふと草木が目に留まる。
そういえば、そこら辺の草とか薬草だったりするのかな?気になるし今度図鑑とかあるなら買ってみたいな。
ポーションとか自分で作れるようになれば安定しそうだ。冒険はヒットアンドラン
の法則は通じるのだろうか。
スポドリや炭酸ジュースぐらいはほしいね。
まあ、この辺りからちょっと、走ろう。
学生時代よりもスピード出して曲がれたり、腕の筋力もかなりあるから掴まって方向転換できた。
もうちょっと、早く走るには靴とかスパイクで地面の踏ん張りが伝わる物が必要だな。
戦闘にも役に立ちそうだし、数年後どんな装備してんのかな。
『お父さん達と練習した所に来れたな。この辺りなら軽い筋トレと準備運動をしてみるか。』
いつも、朝やってるトレーニングを軽くした物をちょっと遊びながら体を動かす。
木を壁キックしてそのまま着地したり。
石を拾い走りながら木に当てるなど森ならではの動きを思いつく限りやってみる。
「ほいほいっ…ほいほいっ 当たれ」
コンコン スカッ コン
下投げは当たるけど上投げ…ピッチャーみたいな投げ方は動きながらは難しいわ。
30分ぐらい遊んだ後…
弓の練習したい所から的を作ろうと思うよ。
草を束ねて結んで紐作るよ。これをいくつか作る。ヘナヘナの枝と組み合わせてそこそこ平べったくて一部が欠けた石を探して、欠けている部分に紐を括りつけ、枝と合体させて、登れそうな木の枝にぶら下げて
完成
どうゆう風に練習するか考える……
とりあえず、試しに5本横移動でゆっくり撃つのと、走りながら5発木に当てる練習をしてみる。ゆっくり撃ってみたら、3本ほど横移動しながら当てられたが、かなり上下左右のブレが酷く、バラバラの位置に当たっていた。
走って撃ってみたが、色々な工夫をして何とか15本ほど撃って3本ほど命中したが、地面に着く瞬間が最も揺れるため、空中で地面に足が着いてない状態での命中が当てやすく感じた。もしかしたらダサいけど横にジャンプ中に撃つか、少しゆっくりにして、走る工夫をすればもしかしたらいけるかも。
色々な、パターンを試したりしていた。
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