第3話 まっしろ

小学生になった、まちこ。

1年生の1学期も終わりに近づくと、学校から、漢字のワークが終わっていない生徒に、家で仕上げてくるように宿題が出た。

持ち帰ってきたワークを何気なくパラパラとめくってみると、私は言葉を失った。

何故なら、ほとんど書いた形跡がなく、真っ白に近い状態だったから。

ただでさえ、毎日の宿題に私がついていても最低でも2時間かかっていたのが、その日から、毎晩夜中まで取り組むことに…。

もう、訳がわからなかった。

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