第2話 遊び
幼少時代になると色々なおもちゃで遊ぶ機会も増えて行った。
最初は目新しさもあってか、まちこは、それを手に取って遊んでいるんだけど、ふと見ると、さっきまで手にしていたおもちゃは部屋のその辺で無造作に転がってる。
一方のまちこ。
体全体を使って両手を振り回しては、擬音語、バーン、ドカーンとか、ただ声を発して遊んでいた。
身一つ、おもちゃどころか、何も手にしてないけど、遊んでる?
楽しそうだ。
この遊び方は、しばらく続くことになるんだけど。
何してるんだかわからなくて私は戸惑いを覚えた。
これも謎が解けるのは、だいぶ後の話になる。
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