第4話 しばらくして

そんなことがあった事さえ、忘れるくらい半年以上がすぎた。

毎日、アイドルとして5人グループの仕事に没頭していた。そんなある日。



楽屋で音楽を聴いてそれぞれが思い思いに過ごしていた。ちょっと遅れてリョウが急いではいってきた。

「ユウみて!みて!

この彼女だと思わない?」

とスポーツ雑誌に掲載されている写真を指さした。

「ちょっと写真小さいからわからないな?」

すると、リョウは自前のタブレットを操作しだした。

「やっぱり、彼女だよ!」

とタブレットを差し出す。

タブレットには、サッカーしている彼女が写っている。

「本当だ。何?悪魔の…えっ!」

記事によると、海外で行われた試合でs国相手にハットトリックを決めたらしい。それが雑誌から酷評を書かれている理由らしい。

自分はサッカーに詳しくないが、自身もサッカーしていて、スポーツ番組のMCしているルイに聞いたところ、T国は昔からサッカーが盛んで特に女子は世界一になったり、最優秀選手がうける賞にも何人もが輝いていると教えてくれた。

彼女の記事を見せたら、

「彼女はたしか、クロキ選手だったかな?

かなり、T国では有名な選手だよ。」

と教えてくれた。

「そういえば…」

とリーダーのリュウが

「事務所から女子サッカーの世界大会の予選がS国であるから、公式サポーターとテーマソング頼まれたけど。どうしたんだった?」

ルイが

「俺はやろうって言ったけど、ユウが興味ないっていうし。」

更にソウが

「ユウが曲作らないならしょうがないよな。みたいな話になって、保留だったと思う。

ユウ、事務所から連絡きてるんじゃない?」

焦ってスマホみると、事務所から何回も連絡が入っていた。

事務所に電話すると、保留のままだった。

「その話うけるよ。曲は早めに提出する。」

と言って切った。

「ごめん。皆に相談しなくて。」

って言ったら皆親指たてて、オッケー。本当に特別で大事な信頼できる仲間達。

「ありがとう」

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