魔法学科:〔僧侶〕
【
戦闘において、後衛として前衛を援護しつつ、回復を重視した魔獣の進攻阻止を行うため、防御力と回復力に特化した戦闘型後衛系魔法学科。
精霊結界魔法と精霊治癒魔法に加え、精霊攻撃魔法をも修得し、攻撃・防御・回復の3役ができる。
精霊探査魔法と精霊儀式魔法も一応修得するが、魔法の修得数自体はごく一部に限られている。
全周囲魔法防壁を作る結界魔法を軸に、結界に閉じ籠った砲撃戦を得意とするが、防御と回復に主眼を置いて魔法を修得するため、攻撃面には不安があり、〔精霊使い〕や〔神司〕と比べると攻撃力は数段劣る。
前衛と後衛の双方の防御が可能であるため、騎士と同じく守りの基点として働くこともできるが、単一の精霊による範囲回復という、この学科固有の精霊治癒魔法が非常に有用であるため、基本的には回復役としての働きを望まれる。
知能が高い魔獣が相手であれば、戦闘における役割上真っ先に狙われるため、
後衛にしては学科取得後の3年生存率が2番目に低い。(1番は精霊使い)
しかし、回復役の重要性はどこの小隊であっても重視されているため、多くの小隊でその力を求められ、周囲に優先的に守ってもらえる魔法学科でもあるため、異性との間に恋愛関係が生れやすく、その点から特に女性魔法士に人気がある。
戦闘においては継戦能力を高め、小隊の生存率を一気に上昇させるために、〔騎士〕と同じく小隊に1人はいて欲しい魔法学科である。
★魔法の性能及び特性確認
※魔法的効力の算出式
想像力 ×( 魔力量 + 精霊力量 [意志力or神霊力])= 魔法的効力
・貫通特性
1点に魔法的効力を集束させることで、本来同等以上の魔法的効力を持つ別の魔法とぶつかりあった時でも、そのぶつかった魔法を瞬間的に相殺・貫通し、自分の魔法的効力を実現させることが出来る特性。この特性の魔法攻撃を防ぐには、魔法防御の複数展開が必要。
(瞬間的に1つの魔法的干渉を貫通するだけのため、多数の攻撃魔法や二重三重の付与魔法による魔法防御、複数の結界魔法による多重魔法防壁には、普通に防がれる。あくまで接触した1つの魔法的干渉を即座に貫通するだけであり、その後の魔法的干渉を貫通するかは効力次第である)
・追尾特性
魔法現象の展開・維持を任意に制御し、使用者の思い通りに魔法現象を移動させられる特性。結界魔法の場合、魔法防壁を任意の空間へ展開もしくは移動させることが出来る特性。
(制御すべき魔法現象が広範囲に及んだり、多数であったりする場合、魔法現象が使用者の制御力を逸脱する時もあるため、追尾特性に影響が及ぶ場合がある)
・連射特性
魔法現象を同時、または時間差で、連続して展開できる特性。
具現化する魔法現象が単純であるものほど、連射しやすい。
・先制特性
魔法現象の展開が異常に早く、通常の魔法より確実に先手をとれる特性。主に動作が魔法の発動媒体のモノが多い。神霊魔法系統による魔法的干渉は、ほぼ全てがこの特性を持っている。
・特効特性
特定の対象に対して、特殊効果が生じる特性。魔法的状態異常を付与したり、一切の抵抗を許さず、一方的に消滅させたりする特性が多い。
・自効特性
魔法力場の効力が自分に働く際、自由に力場を操作できる特性。この特性がある魔法は、感覚と結びつきやすく魔法の展開速度が速い。付与魔法に多い特性。
・後退特性
魔法現象の展開によって、確実に対象を後退させ、吹き飛ばす特性。効力の高い魔法的干渉であれば、余波で副次的に後退させ得る場合もあるが、この特性を持つ魔法は、そもそも魔法の対象を後退させることが目的で作られた魔法である。
・不退特性
内外からの物理的干渉、魔法的干渉による吹き飛ばし効果(=後退特性)を無効化する特性。力づくで魔法そのものが粉砕された場合、特性は発動せず。
・捕縛特性
対象を捕縛する特性。結界魔法に多い。
・耐性特性
魔法的状態異常への耐性を高める特性。
・反射特性
魔法的効力が同等以下の魔法的干渉を、弾き返す特性。
・絶対特性
その魔法が持つ本来の魔法的効力に関わらず、あらゆる魔法において最優先される絶対的特性。
例: 絶対攻撃 ⇔ 絶対防御もしくは絶対攻撃。
絶対命中 ⇔ 絶対回避もしくは絶対命中。
★魔法の各種性能項目
・魔法展開速度
= 激速し > 速し > 普通 > 遅し > 激遅し > 極遅し
・魔法的効力
= 計測不能 > 極高し > 激高し > 高し
> 普通 > 低し
・魔法制御性
= 易し > 普通 > 難し > 激難し > 極難し
・魔力消費量
= 少量 > 普通 > 多量 > 激多量 > 極多量
・効力射程
= 長し > 普通 > 短し > 単体(≧自分のみ)
※目安:100m以上 > 30m以下 > 10m以下 > 1m以下
・効力範囲
= 広し > 普通 > 狭し > 単体(≧自分のみ)
※目安:100㎡以上 > 30㎡以下 > 10㎡以下 > 1㎡以下
【僧侶学科魔法】
●精霊攻撃魔法(3種)
■《陽聖の矢》
「其の陽聖の天威を矢と化して、我が敵を撃ち払え。穿て《陽聖の矢》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 陽の魔法攻撃(=聖白弾) + 追尾特性
+ 連射特性 ※単発の威力は低い )
■《陽聖の槍》
「其の陽聖の天威を束ねて槍と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
貫け《陽聖の槍》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 陽の魔法攻撃(=集束聖白弾) + 貫通特性 )
■《陽聖の槌》
「其の陽聖の天威を拡げて槌と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
砕け《陽聖の槌》」
・速度=遅し、効力=普通、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=広し
( 聖の魔法攻撃(=拡散聖白弾)
※魔法弾が対象範囲へ着弾した時、破裂して周囲に拡散する )
●精霊結界魔法(11種)
■《
「其の地礫の天威を守護の壁と化し、我を護れ。建て《地礫の動壁》」
・速度=普通、効力=高し、制御=普通、魔力=普通、
射程=長し、範囲=狭し
( 地の魔法防壁(=土壁) + 不退特性 + 追尾特性 ※物理無効 )
※※砂塵や土塊を集めて壁板状にした魔法防壁。視認性に欠ける欠点あり。
■《地礫の円壁》
「其の地礫の天威を守護の円壁と化し、
覆え《地礫の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 地の魔法防壁(=土壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※砂塵や土塊を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。
視認性に欠ける欠点あり。
■《
「其の水流の天威を守護の壁と化し、我を護れ。建て《水流の動壁》」
・速度=普通、効力=高し、制御=普通、魔力=普通、
射程=長し、範囲=狭し
( 水の魔法防壁(=水壁) + 不退特性 + 追尾特性 ※物理無効 )
※※水流を集めて壁板状にした魔法防壁。透明で視認性高し。
■《水流の円壁》
「其の水流の天威を守護の円壁と化し、虚隙作らず、我を護れ。
覆え《水流の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 水の魔法防壁(=水壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※水流を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。透明で視認性高し。
■《
「其の火炎の天威を守護の壁と化し、我を護れ。建て《火炎の動壁》」
・速度=普通、効力=高し、制御=普通、魔力=普通、
射程=長し、範囲=狭し
( 火の魔法防壁(=火壁) + 不退特性 + 追尾特性 ※物理無効 )
※※火炎を集めて壁板状にした魔法防壁。視認性低し。
■《火炎の円壁》
「其の火炎の天威を守護の円壁と化し、虚隙作らず、我を護れ。
覆え《火炎の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 火の魔法防壁(=火壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※火炎を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。視認性低し。
■《
「其の旋風の天威を守護の壁と化し、我を護れ。建て《旋風の動壁》」
・速度=普通、効力=高し、制御=普通、魔力=普通、
射程=長し、範囲=狭し
( 風の魔法防壁(=風壁) + 不退特性 + 追尾特性 ※物理無効 )
※※気流を集めて壁板状にした魔法防壁。透明で視認性高し。
■《旋風の円壁》
「其の旋風の天威を守護の円壁と化し、虚隙作らず、我を護れ。
覆え《旋風の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 風の魔法防壁(=風壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※気流を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。透明で視認性高し。
■《
「其の陽聖の天威を守護の壁と化し、我を護れ。建て《陽聖の動壁》」
・速度=普通、効力=高し、制御=普通、魔力=普通、
射程=長し、範囲=狭し
( 陽の魔法防壁(=白透明壁) + 不退特性 + 追尾特性
※物理無効 )
※※陽の魔法力場を集めて壁板状にした魔法防壁。
白みがかった透明で視認性は普通。
■《陽聖の円壁》
「其の陽聖の天威を守護の円壁と化し、虚隙作らず、我を護れ。
覆え《陽聖の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 陽の魔法防壁(=白透明壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※陽の魔法力場を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。
白みがかった透明で視認性は普通。
◎ ■《サンクチュアリ》
「其の陽聖の天威を守護の円壁と化し、破邪の護法を持って、
邪妖を調伏せよ。昇れ《サンクチュアリ》」
・速度=遅し、効力=激高し、制御=普通、魔力=激多量、
射程=単体、範囲=広し
( 陽の魔法攻撃・魔法防壁(=白透明壁) + 不退特性
+ 後退特性 + 特効特性(=霊体・不死種魔獣を殺傷)
+ 低位魔獣の憑依を解除
※全周囲魔法防壁、結界に接触した特定の魔獣を継続的に殺傷する )
※※《陽聖の円壁》の攻撃的派生。意味=昇天の法要。
陽の魔法力場を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。
白みがかった透明で視認性は普通。清い魔法力場を発しており、
効果範囲外から範囲内に侵入しようとする者は魔法防壁に弾かれる。
比較的低位の魔獣による憑依状態も解除できる。
●精霊治癒魔法(12種)
■《地礫の祈り》
「其の地礫の天威を活力とし、
治せ《地礫の祈り》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=軽傷) ※魔法展開速度を優先、魔法的効力は低い )
■《地礫の恵み》
「其の地礫の天威を活力とし、あるべき姿に、傷痍を癒せ。
生かせ《地礫の恵み》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=狭し
( 外傷治癒(=重傷) ※魔法的効力を優先したため、展開速度が遅い )
■《水流の祈り》
「其の水流の天威を活力とし、傷痍を癒せ。治せ《水流の祈り》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=軽傷) ※魔法展開速度を優先、魔法的効力は低い )
■《水流の恵み》
「其の水流の天威を活力とし、あるべき姿に、傷痍を癒せ。
生かせ《水流の恵み》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=狭し
( 外傷治癒(=重傷) ※魔法的効力を優先したため、展開速度が遅い )
■《火炎の祈り》
「其の火炎の天威を活力とし、傷痍を癒せ。治せ《火炎の祈り》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=軽傷) ※魔法展開速度を優先、魔法的効力は低い )
■《火炎の恵み》
「其の火炎の天威を活力とし、あるべき姿に、傷痍を癒せ。
生かせ《火炎の恵み》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=狭し
( 外傷治癒(=重傷) ※魔法的効力を優先したため、展開速度が遅い )
■《旋風の祈り》
「其の旋風の天威を活力とし、傷痍を癒せ。治せ《旋風の祈り》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=軽傷) ※魔法展開速度を優先、魔法的効力は低い )
■《旋風の恵み》
「其の旋風の天威を活力とし、あるべき姿に、傷痍を癒せ。
生かせ《旋風の恵み》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=狭し
( 外傷治癒(=重傷) ※魔法的効力を優先したため、展開速度が遅い )
■《陽聖の祈り》
「其の陽聖の天威を活力とし、傷痍を癒せ。治せ《陽聖の祈り》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=軽傷) ※魔法展開速度を優先、魔法的効力は低い )
■《陽聖の恵み》
「其の陽聖の天威を活力とし、あるべき姿に、傷痍を癒せ。
生かせ《陽聖の恵み》」
・速度=激遅し、効力=激高し、制御=激難し、魔力=多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=重傷)
+ 短期的状態異常の治癒(=石化・凍傷・火傷・睡魔・毒・麻痺等)
+ 短期的精霊弱体化の解除
※魔法的効力を優先したため、展開速度が遅い )
※※効果対象となる空間の時間を巻き戻す治癒効果、時間遡行によって、
因果律に干渉し、物質的損傷・状態異常・弱体化を負った事実を、
全て消し去って、それ以前の状態へと空間ごと時間を巻き戻す。
無生物にも、状態異常や弱体化にも有効である高位の治癒魔法だが、
呪詛や魔獣憑依のように生物・無生物を問わず、
また空間や因果律にも影響する、
長期的効果を持った魔法的状態異常は治癒不能。
■《陽聖の清め》
「其の陽聖の天威を活力とし、痛痒を静めよ。浄え《陽聖の清め》」
・速度=普通、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 全状態異常回復
(=短期的状態異常や魔法の弱体化に加え、簡易呪詛や憑依も解呪可能)
※全状態異常を回復、効力が高いため、魔力も多く消費 )
※※対象の時間を巻き戻し、石化・凍傷・火傷・睡魔・毒・麻痺・幻痛、
混乱・魅了・沈黙・盲目等のあらゆる短期的状態異常の回復と、
魔法の弱体化の解除に加え、長期的状態異常である呪詛や憑依までも、
効果が単純であったり、憑依魔獣が低位であれば、
その場で即時解呪・解除することが可能。
その分、肉体の欠損といった損傷の回復はできず、
状態異常だけを狙い撃ちして癒す魔法。
効果が複雑である呪詛や高位魔獣の憑依でも、
一時的にその効力を弱体化させることができ、
あらゆる魔法的状態異常への回復手段として有効。
◎ ■《ホーリーブレス》
「其の陽聖の天威を活力とし、聖き祈願の一心を持って、心身の傷病を癒せ。
快気せよ《快癒の祈祷》」
・速度=激遅し、効力=激高し、制御=極難し、魔力=激多量、
射程=普通、範囲=広し
( 外傷治癒(=重傷) + 短期的状態異常回復
※広範囲治癒、効力が高いため、魔力も多く消費 )
※※《陽聖の恵み》の改良派生。意味=快癒の祈祷。
《陽聖の恵み》の効力を広範囲化させたもの。
●精霊探査魔法(2種)
■《陰闇の声》
「其の陰闇の天威を声帯と化し、我が意を伝えよ。届け《陰闇の声》」
・速度=速し、効力=普通、制御=易し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=普通
( 魔法伝達(=影空間媒体) ※夜間時は効力倍増 )
■《陽聖の声》
「其の陽聖の天威を声帯と化し、我が意を伝えよ。届け《陽聖の声》」
・速度=速し、効力=普通、制御=易し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=普通
( 精霊伝達(=日照空間媒体) ※日照時は効力倍増 )
●精霊儀式魔法(1種)
■《解呪の儀》
「地礫の天威、水流の天威、火炎の天威、旋風の天威。
融く合して移り行く時の円環を象し、永劫の輪廻を紡ぎて、
魔道の力を高めよ。
次いで其の陽聖の天威を救いとし、永劫の呪詛を浄いて、
苦界に喘ぐ者を救え。
※縛るは禍つ風、睡魔を誘う者。解くは陽聖の希望、睡魔を剥がす者。
失せよ《解呪の儀》」
・速度=極遅し、効力=極高し、制御=激難し、魔力=激多量、
射程=長し、範囲=狭し
( 解呪(※《旋風の禍》の長期呪詛化)
※呪詛を介する精霊(※印以下)によって解呪の効力が違う )
※※長期的状態異常である呪詛の解除を専門に行う魔法。
《陽聖の清め》でも解呪が難しい、極めて効果が複雑で、
致命的である呪詛も解呪できるため、非常に重宝するが、
呪詛は行使するより解呪する方が難しく、
呪詛の源泉たる魔法効果を特定する必要があり、
また儀式魔法の行使に多くの時間と魔力を有するため、扱いは難しい。
●学科秘伝魔法(精霊融合結界魔法)(2種)
■《四象融合の円壁》
「地礫の天威、水流の天威、火炎の天威、旋風の天威。
精霊の円環、融く合し束ねて守護の神円壁と化し、虚隙作らず我を護れ。
覆え《四象融合の円壁》」
・速度=激遅し、効力=激高し、制御=難し、魔力=激多量、
射程=単体、範囲=広し
( 地水火風の魔法防壁(=輝壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
◎ ■《エレメンタル・ヴォイド》
「地礫の天威、水流の天威、火炎の天威、旋風の天威。
精霊の円環、融く合し束ねて守護の神円塔と化し、相乗の円陣を持って、
虚隙作らず我を護れ。
孤独の精霊を界に溶き消し、害意を無にせよ。
掻き消せ《エレメンタル・ヴォイド》」
・速度=極遅し、効力=激高し、制御=極難し、魔力=極多量、
射程=単体、範囲=普通
( 地水火風の魔法防壁(=輝壁) + 不退特性
+ 特効特性(=単一精霊魔法攻撃の無効化)
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※《四象の神円壁》の儀式的派生。意味=精霊無空陣
逃げ場が皆無である戦場で、
一時的にでも治療用の安全地帯を確保するために作られた結界魔法。
魔法的効力を無視して、単一の精霊による魔法攻撃を、
全て無効化することができる魔法防壁を展開する。
複数精霊の混じる精霊融合攻撃魔法には突破される可能性があるが、
単一の精霊による魔法攻撃であれば、
貫通特性を持つ集束系の攻撃魔法でさえ掻き消すことができ、
魔法防御力は極めて高い。
但し、この結界魔法の維持には、
極めて高い魔法制御力が必要であるため、
個人の〔僧侶〕が使う場合、結界魔法を維持したまま、
治癒魔法を使うことが困難であり、
複数の〔僧侶〕がいる集団戦でのみ、
この結界魔法を見ることができる。
合計:魔法31種
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