学科魔法:〔神司〕
【
戦闘において、後衛として前衛を援護しつつ、局面に応じて攻守を切り換え、戦局を安定させるため、攻防一体の汎用性に特化した戦闘型後衛魔法学科。
付与・攻撃・結界・治癒・探査・儀式と全ての魔法術式を扱える魔法学科で、攻撃・防御・回復・探査の1人4役ができる。
全周囲魔法防壁に閉じ籠り、固定砲台として魔法攻撃を行う砲撃戦から、動き回って移動砲台の様に素早く魔法攻撃を行う機動戦にも長け、あらゆる戦局に対応するが、いわゆる器用貧乏であるため、個々の専門分野に特化した〔精霊士〕や〔僧侶〕といった魔法学科には、それぞれの専門分野において一歩劣る。
しかし、全ての魔法術式を扱えるために、戦闘に対する適応力が抜群に高く、どの魔獣が相手でも安定して戦えるため、戦闘型後衛系魔法学科では随一の生存率を誇る。
霊体種魔獣や不死種魔獣が多用する、憑依や呪詛といった長期間続く魔法的状態異常に対して、特効的とも言える対抗力を発揮する学科固有魔法を持ち、霊殺し、不死殺しの学科として重宝されているが、多くの場合、帰還した魔法士の呪詛の解呪や憑依の除去といった余技でも相当稼げるため、最近は小隊に入ってまで、迷宮に出掛ける〔神司〕が減りつつある。
多くの魔法術式を修得する必要があるため、学科資格の取得は相当難しく、この学科魔法士資格を持つ魔法は非常に稀である。
戦闘においては、小隊の戦闘力を全般的に高め、ややこしい状態異常を仕掛ける魔獣相手に先手を打てるため、出来れば小隊に複数いて欲しい魔法学科と言われている。
海外に近似の魔法学科として、〔
★魔法の性能及び特性確認
※魔法的効力の算出式
想像力 ×( 魔力量 + 精霊力量 [意志力or神霊力])= 魔法的効力
・貫通特性
1点に魔法的効力を集束させることで、本来同等以上の魔法的効力を持つ別の魔法とぶつかりあった時でも、そのぶつかった魔法を瞬間的に相殺・貫通し、自分の魔法的効力を実現させることが出来る特性。この特性の魔法攻撃を防ぐには、魔法防御の複数展開が必要。
(瞬間的に1つの魔法的干渉を貫通するだけのため、多数の攻撃魔法や二重三重の付与魔法による魔法防御、複数の結界魔法による多重魔法防壁には、普通に防がれる。あくまで接触した1つの魔法的干渉を即座に貫通するだけであり、その後の魔法的干渉を貫通するかは効力次第である)
・追尾特性
魔法現象の展開・維持を任意に制御し、使用者の思い通りに魔法現象を移動させられる特性。結界魔法の場合、魔法防壁を任意の空間へ展開もしくは移動させることが出来る特性。
(制御すべき魔法現象が広範囲に及んだり、多数であったりする場合、魔法現象が使用者の制御力を逸脱する時もあるため、追尾特性に影響が及ぶ場合がある)
・連射特性
魔法現象を同時、または時間差で、連続して展開できる特性。
具現化する魔法現象が単純であるものほど、連射しやすい。
・先制特性
魔法現象の展開が異常に早く、通常の魔法より確実に先手をとれる特性。主に動作が魔法の発動媒体のモノが多い。神霊魔法系統による魔法的干渉は、ほぼ全てがこの特性を持っている。
・特効特性
特定の対象に対して、特殊効果が生じる特性。魔法的状態異常を付与したり、一切の抵抗を許さず、一方的に消滅させたりする特性が多い。
・自効特性
魔法力場の効力が自分に働く際、自由に力場を操作できる特性。この特性がある魔法は、感覚と結びつきやすく魔法の展開速度が速い。付与魔法に多い特性。
・後退特性
魔法現象の展開によって、確実に対象を後退させ、吹き飛ばす特性。効力の高い魔法的干渉であれば、余波で副次的に後退させ得る場合もあるが、この特性を持つ魔法は、そもそも魔法の対象を後退させることが目的で作られた魔法である。
・不退特性
内外からの物理的干渉、魔法的干渉による吹き飛ばし効果(=後退特性)を無効化する特性。力づくで魔法そのものが粉砕された場合、特性は発動せず。
・捕縛特性
対象を捕縛する特性。結界魔法に多い。
・耐性特性
魔法的状態異常への耐性を高める特性。
・反射特性
魔法的効力が同等以下の魔法的干渉を、弾き返す特性。
・絶対特性
その魔法が持つ本来の魔法的効力に関わらず、あらゆる魔法において最優先される絶対的特性。
例: 絶対攻撃 ⇔ 絶対防御もしくは絶対攻撃。
絶対命中 ⇔ 絶対回避もしくは絶対命中。
★魔法の各種性能項目
・魔法展開速度
= 激速し > 速し > 普通 > 遅し > 激遅し > 極遅し
・魔法的効力
= 計測不能 > 極高し > 激高し > 高し
> 普通 > 低し
・魔法制御性
= 易し > 普通 > 難し > 激難し > 極難し
・魔力消費量
= 少量 > 普通 > 多量 > 激多量 > 極多量
・効力射程
= 長し > 普通 > 短し > 単体(≧自分のみ)
※目安:100m以上 > 30m以下 > 10m以下 > 1m以下
・効力範囲
= 広し > 普通 > 狭し > 単体(≧自分のみ)
※目安:100㎡以上 > 30㎡以下 > 10㎡以下 > 1㎡以下
【神司学科魔法】 ◎が学科固有魔法
●精霊付与魔法(3種)
■《
「其の旋風の天威を衣とし、我が身に風の加護を与えよ。
包め《旋風の纏い》」
・速度=速し、効力=普通、制御=易し、魔力=少量、
射程=短し、範囲=単体
( 敏捷性:飛行能力+ 風の魔法攻撃力・魔法防御力付与
+ 自効特性 ※長時間展開可能 )
■《
「其の陰闇の天威を衣とし、我が身に地の加護を与えよ。
包め《陰闇の纏い》」
・速度=速し、効力=普通、制御=易し、魔力=少量、
射程=短し、範囲=単体
( 痛覚霧散 + 陰の魔法攻撃力・魔法防御力付与
+ 自効特性 ※長時間展開 )
■《
「其の陽聖の天威を衣とし、我が身に陽の加護を与えよ。
包め《陽聖の纏い》」
・速度=速し、効力=普通、制御=易し、魔力=少量、
射程=短し、範囲=単体
( 士気高揚(=魔力回復) + 陽の魔法攻撃力・魔法防御力付与
+ 自効特性 ※長時間展開可能 )
●精霊攻撃魔法(13種)
■《地礫の矢》
「其の地礫の天威を矢と化して、我が敵を撃ち払え。穿て《地礫の矢》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 地の魔法攻撃(=砂弾) + 追尾特性
+ 連射特性 ※単発の威力は低い )
■《地礫の槍》
「其の地礫の天威を束ねて槍と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
貫け《地礫の槍》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 地の魔法攻撃(=集束砂弾) + 貫通特性 )
■《水流の矢》
「其の水流の天威を矢と化して、我が敵を撃ち払え。穿て《水流の矢》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 水の魔法攻撃(=水弾) + 追尾特性
+ 連射特性 ※単発の威力は低い )
■《水流の槍》
「其の水流の天威を束ねて槍と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
貫け《水流の槍》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 水の魔法攻撃(=集束水弾) + 貫通特性 )
■《火炎の矢》
「其の火炎の天威を矢と化して、我が敵を撃ち払え。穿て《火炎の矢》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 火の魔法攻撃(=火弾) + 追尾特性
+ 連射特性 ※単発の威力は低い )
■《火炎の槍》
「其の火炎の天威を束ねて槍と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
貫け《火炎の槍》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 火の魔法攻撃(=集束火弾) + 貫通特性 )
■《旋風の矢》
「其の旋風の天威を矢と化して、我が敵を撃ち払え。穿て《旋風の矢》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 風の魔法攻撃(=気弾) + 追尾特性
+ 連射特性 ※単発の威力は低い )
■《旋風の槍》
「其の旋風の天威を束ねて槍と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
貫け《旋風の槍》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 風の魔法攻撃(=集束気弾) + 貫通特性 )
■《陰闇の矢》
「其の陰闇の天威を矢と化して、我が敵を撃ち払え。穿て《陰闇の矢》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 陰の魔法攻撃(=暗黒弾) + 追尾特性
+ 連射特性 ※単発の威力は低い )
■《陰闇の槍》
「其の陰闇の天威を束ねて槍と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
貫け《陰闇の槍》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 陰の魔法攻撃(=集束暗黒弾) + 貫通特性 )
■《陽聖の矢》
「其の陽聖の天威を矢と化して、我が敵を撃ち払え。穿て《陽聖の矢》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 陽の魔法攻撃(=聖白弾) + 追尾特性
+ 連射特性 ※単発の威力は低い )
■《陽聖の槍》
「其の陽聖の天威を束ねて槍と化し、一閃を持って、我が敵を撃ち払え。
貫け《陽聖の槍》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 陽の魔法攻撃(=集束聖白弾) + 貫通特性 )
◎ ■《
「其の陽聖の天威を
御魂の穢れを滅ぼせ。浸透せよ《浄化の祓え》」
・速度=普通、効力=高し、制御=激難し、魔力=激多量、
射程=普通、範囲=狭し
( 陽の魔法攻撃(=集束聖白弾)
+ 特効特性(=霊体・不死種魔獣の即死) )
※※《陽聖の槍》の戦略的派生。集束系魔法弾の対象への着弾と同時に、
浄化の魔法力場が対象へ浸透し、魂魄や残留思念を昇天させることで、
不浄の存在や場所を、空間ごと根こそぎ浄化する攻撃魔法。
普通の魔獣相手には、ただの集束系魔法弾だが、
相手の魔獣が不死種や霊体種であれば、たとえ高位魔獣が相手でも、
この魔法を防御せずにそのままうけた時点で、即浄化され、
即死が確定する。文字通り、霊殺し、不死殺しの魔法と言われている。
●精霊結界魔法(3種)
■《旋風の円壁》
「其の旋風の天威を守護の円壁と化し、虚隙作らず、我を護れ。
覆え《旋風の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 風の魔法防壁(=風壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※気流を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。透明で視認性高し。
■《陰闇の円壁》
「其の陰闇の天威を守護の円壁と化し、虚隙作らず、我を護れ。
覆え《陰闇の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 風の魔法防壁(=暗黒壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※陰の魔法力場を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。
黒みがかった透明で視認性は普通。
■《陽聖の円壁》
「其の陽聖の天威を守護の円壁と化し、虚隙作らず、我を護れ。
覆え《陽聖の円壁》」
・速度=遅し、効力=高し、制御=普通、魔力=多量、
射程=単体、範囲=普通
( 陽の魔法防壁(=白透明壁) + 不退特性
※物理無効、全周囲魔法防壁 )
※※陽の魔法力場を集めて半球状に周囲を覆う魔法防壁。
白みがかった透明で視認性は普通。
●精霊治癒魔法(3種)
■《陽聖の祈り》
「其の陽聖の天威を活力とし、傷痍を癒せ。治せ《陽聖の祈り》」
・速度=速し、効力=低し、制御=易し、魔力=少量、
射程=長し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=軽傷) ※魔法展開速度を優先、魔法的効力は低い )
■《陽聖の恵み》
「其の陽聖の天威を活力とし、あるべき姿に、傷痍を癒せ。
生かせ《陽聖の恵み》」
・速度=激遅し、効力=激高し、制御=激難し、魔力=多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 外傷治癒(=重傷)
+ 短期的状態異常の治癒(=石化・凍傷・火傷・睡魔・毒・麻痺等)
+ 短期的精霊弱体化の解除
※魔法的効力を優先したため、展開速度が遅い )
※※効果対象となる空間の時間を巻き戻す治癒効果、時間遡行によって、
因果律に干渉し、物質的損傷・状態異常・弱体化を負った事実を、
全て消し去って、それ以前の状態へと空間ごと時間を巻き戻す。
無生物にも、状態異常や弱体化にも有効である高位の治癒魔法だが、
呪詛や魔獣憑依のように生物・無生物を問わず、
また空間や因果律にも影響する、
長期的効果を持った魔法的状態異常は治癒不能。
■《陽聖の清め》
「其の陽聖の天威を活力とし、痛痒を静めよ。浄え《陽聖の清め》」
・速度=普通、効力=高し、制御=難し、魔力=多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 全状態異常回復
(=短期的状態異常や魔法の弱体化に加え、簡易呪詛や憑依も解呪可能)
※全状態異常を回復、効力が高いため、魔力も多く消費 )
※※対象の時間を巻き戻し、石化・凍傷・火傷・睡魔・毒・麻痺・幻痛、
混乱・魅了・沈黙・盲目等のあらゆる短期的状態異常の回復と、
魔法の弱体化の解除に加え、長期的状態異常である呪詛や憑依までも、
効果が単純であったり、憑依魔獣が低位であれば、
その場で即時解呪・解除することが可能。
その分、肉体の欠損といった損傷の回復はできず、
状態異常だけを狙い撃ちして癒す魔法。
効果が複雑である呪詛や高位魔獣の憑依でも、
一時的にその効力を弱体化させることができ、
あらゆる魔法的状態異常への回復手段として有効。
●精霊探査魔法(6種)
■《旋風の眼》
「其の砂礫の天威を視覚と化し、周囲を見よ。映せ《旋風の眼》」
・速度=速し、効力=普通、制御=普通、魔力=普通、
射程=普通、範囲=普通
( 魔法感知(=気流探知)
※地下の魔獣は感知不可、効力範囲を広げれば、魔力消費増加 )
■《旋風の声》
「其の旋風の天威を声帯と化し、我が意を伝えよ。届け《旋風の声》」
・速度=速し、効力=普通、制御=易し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=普通
( 魔法伝達(=気流媒体) ※密閉空間では効力低下 )
■《陽聖の眼》
「其の陽聖の天威を視覚と化し、周囲を見よ。映せ《陽聖の眼》」
・速度=速し、効力=普通、制御=普通、魔力=普通、
射程=普通、範囲=普通
( 魔法感知(=魔力波動)
※日照時効力倍増、効力範囲を広げれば、魔力消費増加 )
■ 《陽聖の指》
「其の陽聖の天威を触覚と化し、本性を探れ。触れよ《陽聖の指》」
・速度=普通、効力=高し、制御=普通、魔力=普通、
射程=短し、範囲=狭し
( 魔法分析(=魔力分析) ※呪詛物には注意が必要 )
※※魔力と陽聖の精霊を用いて効果範囲内の対象を空間的に透過し、
対象を内部まで調べる。
■ 《陽聖の幻》
「其の陽聖の天威を隠形と化し、我が敵を弄せ。隠せ《陽聖の幻》」
・速度=速し、効力=高し、制御=激難し、魔力=多量、
射程=普通、範囲=普通
( 魔法撹乱(=影) ※日照時に隠形効果倍増 )
※※効果範囲一帯の日照空間を操作し、その空間に溶け込むことで、
範囲内の対象の視覚、嗅覚、聴覚、熱探知能力、
探査魔法まで幻惑して、逃走し易くする。空間操作。
他の魔法撹乱より高い隠形効果があるものの、
効力持続時間が極めて短く、隠形効果が維持しにくい欠点あり。
■《陽聖の声》
「其の陽聖の天威を声帯と化し、我が意を伝えよ。届け《陽聖の声》」
・速度=速し、効力=普通、制御=易し、魔力=普通、
射程=普通、範囲=普通
( 精霊伝達(=日照空間媒体) ※日照時は効力倍増 )
●精霊儀式魔法(4種)
■《召喚の儀》
「陰闇の天威、陽聖の天威。融く合して虚空の魔威を操り、
我が望みし者を呼べ。
※其は力ある者。吹き荒ぶ者。風を友とし、慈愛の心魂を持つ者、
シルフィード。現れよ《召喚の儀》」
・速度=遅し、効力=極高し、制御=激難し、魔力=多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 生物・物質の召喚
※呼び出す対象によって、消費する魔力量が増減する )
■《
「陰闇の天威、陽聖の天威。融く合して虚空の魔威を操り、
我が望みし者を帰せ。
※其は力ある者。吹き荒ぶ者。風を友とし、慈愛の心魂を持つ者、
シルフィード。送れ《送帰の儀》」
・速度=遅し、効力=極高し、制御=激難し、魔力=多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 生物・物質の送還
※送り出す対象によって、消費する魔力量が増減する )
■《解呪の儀》
「地礫の天威、水流の天威、火炎の天威、旋風の天威。
融く合して移り行く時の円環を象し、永劫の輪廻を紡ぎて、
魔道の力を高めよ。
次いで其の陽聖の天威を救いとし、永劫の呪詛を浄いて、
苦界に喘ぐ者を救え。
※縛るは禍つ風、睡魔を誘う者。解くは陽聖の希望、睡魔を剥がす者。
失せよ《解呪の儀》」
・速度=極遅し、効力=極高し、制御=激難し、魔力=激多量、
射程=長し、範囲=狭し
( 解呪(※《旋風の禍》の長期呪詛化)
※呪詛を介する精霊(※印以下)によって解呪の効力が違う )
※※長期的状態異常である呪詛の解除を専門に行う魔法。
《陽聖の清め》でも解呪が難しい、極めて効果が複雑で、
致命的である呪詛も解呪できるため、非常に重宝するが、
呪詛は行使するより解呪する方が難しく、
呪詛の源泉たる魔法効果を特定する必要があり、
また儀式魔法の行使に多くの時間と魔力を有するため、扱いは難しい。
◎ ■《魂の禊ぎ(みたまのみそぎ)》
「地礫の天威、水流の天威、火炎の天威、旋風の天威。
融く合して移り行く時の円環を象し、永劫の輪廻を紡ぎて、
魔道の力を高めよ。
次いで其の陽聖の天威を
御魂の穢れを落とせ。再起せよ《御魂の禊ぎ》」
・速度=激遅し、効力=極高し、制御=激難し、魔力=激多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 魔獣憑依を解除(=高位魔獣の憑依にも対応)
+ 呪詛の除去 ※効力範囲が狭い分効力が高い )
※※《解呪の儀》の効力改良派生。
複雑で致命的である呪詛の解呪の他に、
高位魔獣の憑依にも対応できる希少儀式魔法。
●学科秘伝魔法(精霊融合儀式魔法)(1種)
◎ ■《魂振りの儀(たまふりのぎ)》
「地礫の天威、水流の天威、火炎の天威、旋風の天威。
融く合して移り行く時の円環を象し、永劫の輪廻を紡ぎて、
魔道の力を高めよ。
次いで其の陽聖の天威を
心身賦活の
心魂を癒せ。活かせ《魂振りの儀》」
・速度=激遅し、効力=極高し、制御=極難し、魔力=極多量、
射程=短し、範囲=狭し
( 精霊吸収による魔力回復 ※効力範囲が狭い分効力が高い )
※※学科の戦術性に合わせて作られた儀式魔法。
地水火風の四精霊によって、
陽聖の精霊の本質である活力を与える力を増幅し、
周囲の陽聖の精霊を吸収することで、
高速かつ多量に魔力を回復する精霊儀式魔法。
魔力の回復手段は非常に限られており、
一般の魔法士では《陽聖の纒い》による、
時間経過による自然回復量の上昇、
あるいは魔力回復用の魔法具を使うしかないが、
神司だけは例外的で、瞬時に多量の魔力を回復することができる。
合計:魔法33種
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